プーチン最後の盟友ベラルーシのルカシェンコ大統領が重篤な状態と報道

2023年5月31日


 

テレビを視聴するkawauso編集長

 

ウクライナメディア「ウクライナ・プラウダ」は5月27日、健康不安が取りざたされていたベラルーシのルカシェンコ大統領(66)が5月9日、ロシアのプーチン大統領との会合のあと重篤な状態でモスクワの病院に運ばれたと報じました。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ベラルーシ反政権指導者がSNSで発信

 

この情報はベラルーシの反政権派指導者の1人、ワレリー・ツェプカロ氏がSNSに投稿したようです。ツェプカロ氏は「さらに確認が必要だが我々が持つ情報ではプーチン大統領と密室で会談した後、病院に運ばれた」としています。

 



欧州最後の独裁者にしてプーチン唯一の盟友

君主論23(モブ)

 

ベラルーシのルカシェンコ大統領は、26年間も同国を統治しヨーロッパ最後の独裁者と呼ばれています。同じく独裁者であるロシアのプーチン大統領とも親密であり、プーチン大統領の唯一の盟友とも称される人物でした。ルカシェンコ大統領は5月9日にモスクワで開催されたロシアの戦勝記念日祝賀イベントを途中で退場したことから健康状態をめぐる憶測が広がっていました。ただ、ルカシェンコ大統領の急病は今回が初めてでもなく、以前から度々、倒れているとも言われ重篤とされても奇跡的に回復した事もあるようです。

 

 

戦勝記念日パレードには7カ国が出席したが

 

ロシアの戦勝記念日祝賀イベントには、キルギスのサディル・ジャパロフ大統領。タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領。ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領。カザフスタンのカシムジョマルト大統領。トルクメニスタンのセルダル・ベルディムハメドフ大統領。アルメニアのニコル・パシニャン首相など旧ソ連圏でロシアの招待を断れない7カ国が参加しました。

 

内容に納得がいかないkawauso様

 

しかし、親露の7カ国でさえロシアのウクライナ侵略をそれほど積極的に肯定しているわけではなく、ベラルーシだけがプーチン大統領を支持している状態でした。プーチン大統領にとって唯一の盟友の急病は、自身の引き起こした侵略戦争を支援してくれる片腕を失う事であり、大ダメージでしょう。

 

ロシアの核ミサイル拡散にも影響が出るか?

暴動(明治時代)モブ 兵士

 

もし、ルカシェンコ大統領に万が一の事態が起きた場合、ベラルーシの政情は一気に不安定化し、ロシアを支援するどころではなくなるかも知れません。短期間で政変が終息しても、必ずしもロシア寄りの指導者が選ばれるとは限らず、ロシアに取って頭の痛い問題になるでしょう。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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