マイナンバーカードと健康保険証を合体させたマイナ保険証のトラブルが続発しています。医療従事者からでさえ、個人情報を守れるか不安が大きいと反対が大きかったマイナ保険証の導入ですが、今回は、実際に起きているマイナ保険証のトラブルについて簡単に解説しましょう。
続々と出てくる情報管理上の杜撰さ
厚生労働省の集計によると、マイナ保険証については、情報紐づけのミスが7312件あり、その中の5件は他人の医療情報が閲覧されたケースもありました。また、病院の窓口でマイナ保険証を提示しても無効になるケースが1429件報告され、一旦、窓口で10割負担を請求されたケースは204件に上ります。
原因は入力ミスというイージーさ
問題の原因は保険者が情報を登録する際の入力ミスが原因でした。こんな事はマイナ保険証導入前から分かっていた事なのに、今頃になって出てくるとは呆れます。このようなミスの解消の見通しも立たないにもかかわらず、政府は紙の保険証廃止の方針を決定しマイナ保険証が事実上義務化される見込みです。
資格証明書という二度手間
マイナ保険証をを持たない人や利用したくない人は、1年間期限の資格確認書が必要となりますが、そもそも、そんなものを作るくらいなら、既存の紙の保険証を廃止せずに並行して利用できるようにすべきではないでしょうか?政府のやりかたはちぐはぐであり、ただ無駄なモノを増やしているだけに思えます。
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