ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏がプーチン大統領に反旗を翻しロシア南部ロストフ州の軍事拠点を制圧しました。それに対しプーチン大統領はプリゴジン氏を痛烈に批判し、ロシア正規軍とワグネルとの間で戦闘が起きています。この事態を受けて、ウクライナのゼレンスキー大統領がTwitterで投稿しました。
プロパガンダに塗れたロシアの弱さが露呈した
ゼレンスキー大統領は6月24日、ロシアで起きた民間軍事会社ワグネルによる武装反乱の一報を受けTwitterに投稿。ロシアは長期にわたって、その弱さと愚かさをプロパガンダで覆い隠してきたが、今や嘘をもってしても隠しきれない混乱が起きている。と述べました。また、ゼレンスキー大統領はプーチン大統領を念頭に「悪の道を選ぶものは皆、自らを破滅させる事になる」とも指摘。今後もロシア軍や民間軍事会社によるウクライナ侵略が続く限り、ロシアにはさらなる混乱と苦痛がもたらされると警告しています。
ロシアを混乱させたのは大義なき疚しさ
ゼレンスキー大統領の指摘するロシアの弱さとは、侵略戦争の事実を覆い隠し、白を黒と言いくるめ、ウクライナの人々を殺戮しインフラを破壊したロシア軍の疚しさでしょう。今回のウクライナ侵略は、ロシア国民が望んだものではなく、プーチン大統領の個人的な誇大妄想から起きたものであり、その事は前線で戦うロシア兵も気づいているハズです。
ましてや懲役を免除され、戦場に引き出されたワグネルの囚人兵に至っては、なおさらでしょう。大義がなく、命を懸ける価値もない侵略戦争に前線のロシア兵は精神をすり減らし、国内では1日2兆円の戦費にロシア国民が苦しんでいます。それでも、プーチンの誇大妄想を支持しウクライナを侵略し続けるなら、ロシア国内が内乱に包まれ、より多くの悲劇がロシア人に降りかかるでしょう。
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