プーチン大ピンチ傭兵会社ワグネルのプリゴジン氏、囚人兵32000人の帰還を宣言

2023年6月25日


テレビを視聴するkawauso編集長

 

ウクライナ軍の反転攻勢によりザボリージャ州でロシア軍とウクライナ軍の激戦が続いています。そんなロシア軍にとっては最悪のニュースが飛び込んできました。開戦以来、傭兵部隊を率いてきたワグネル創設者プリゴジン氏が受刑者兵32000人の帰還を宣言したのです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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プーチン大統領に大打撃か

 

6月18日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏がウクライナでの戦争に参加した受刑者兵32000人の帰還を宣言しました。ロシアではウクライナ戦争に従軍すれば凶悪犯でも無罪放免され、そのために多くの凶悪犯がロシア囚人兵として戦争に従軍しています。戦争が長期化し、これ以上正規軍を動員するのが難しいプーチン大統領にとって囚人兵は不足する兵力の補いに不可欠でしたがプリゴジン氏の宣言が本当なら一気に3万人以上の兵力を失い、ウクライナ軍の反転攻勢に対応する事になりそうです。

 

 

ロシアでは4万人の受刑者が従軍

罪人(囚人)

 

アメリカ国家安全保障会議のジョン・カービー戦略広報調整官は昨年12月、ワグネルが約4万人の受刑者を含む5万人をウクライナに派遣したと概算を出しています。数字に隔たりはありますが、ワグネルは4~5万人の兵力をウクライナ戦線に投入。東部ドネツク州の激戦地、バフムトでの戦闘に従事するなどロシアのウクライナ侵略で主要な役割を果たしていました。

 

 

待遇の悪さにプリゴジンブチ切れ

陶謙

 

しかし、囚人兵に対するロシア軍の待遇は良いとは言えないもので、プリゴジン氏によると1万人の囚人兵が戦死。またプリゴジン氏は、ロシアから十分な弾薬が供与されないとして、セルゲイ・ショイグ国防相やロシア国防省を度々非難し前線に来て兵士を鼓舞せよと不満を爆発させていました。また、先月の21日にはワグネル部隊を前線から完全撤退させると脅しとも取れる発言をしています。アメリカのシンクタンク「戦争研究所」によるとウクライナの大規模反抗の際にワグネルがほぼ不在になる可能性があると指摘。埋め合わせに訓練が不十分なロシア軍部隊が配置される可能性が高いと分析しています。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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