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ワグネルの反乱はプリゴジンの単独蜂起ではなかった?ロシア軍高官10人以上が[拘束]

2023年7月17日


世界史05a ロシアの国旗a

 

アメリカウォールストリート・ジャーナル紙は7月13日ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が6月下旬にロシア国内で起こした反乱から数時間で治安部隊が反乱拡大阻止の為にロシア軍高官10人以上を拘束したと報じました。一時は単独犯のアホ扱いだったプリゴジン氏ですが、ロシア軍の反プーチン派の支援を当てにして反乱を起こした可能性があります。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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一時的な拘束を含めると13人が拘束

テレビを視聴するkawauso編集長

 

同紙の情報では、一時的な拘束を含めると13人が身柄を拘束され、15人が職務停止や解任となったようです。その中にはウクライナ侵略のロシア軍副司令官セルゲイ・スロビキン上級大将や軍の情報機関参謀本部情報局副局長まで含まれます。また、スロビキン上級大将については連絡が取れない状態であり、プーチン政権による粛清が進んでいる可能性もありそうです。

 

 

ワグネル武装解除も不満は燻る

世界史02 プーチン風大統領

 

ロシア国防省は7月12日、ワグネルから戦闘車両をはじめとする2000以上の兵器や弾薬2500トンの引き渡しを受け武装解除を完了させました。しかし、ロシア軍内部にはセルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ参謀総長への不満が噴出しています。また、12日、ロシアメディアは、ウクライナ南部ザボリージャ州のロシア軍占領地域で防衛作戦を指揮する少将が砲弾不足などで部隊の犠牲者が増えたとして窮状を訴えた結果、解任された事を明らかにしています。

 

プリゴジンだけでは終わらないかも

 

正当な要求をしただけで解任されるようでは、もはや前線にはプーチン大統領に都合の良い嘘しかいわない指揮官しか残らないでしょう。この状況が続けば、無断で占領地を離脱するか、プリゴジン氏のように武装蜂起するロシア正規軍が出てくる可能性も否定できません。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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