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ウクライナがNATOに加盟できないもうひとつの理由は[汚職]だった

2023年7月22日


世界史01 ゼレンスキー風大統領

 

ロシア・ウクライナ戦争を戦うゼレンスキー大統領の願いの中に、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟があります。NATO自体がソビエト連邦の軍事的脅威に対する安全保障として成立したので、ウクライナのNATO加盟は当然の悲願ではありますが、現在、アメリカ合衆国の反対などで加盟は認められていません。その理由の中にはウクライナで蔓延していた汚職も影響しているようです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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表の理由はロシアを刺激するからだが…

世界史02 プーチン風大統領

 

ウクライナのNATO加盟に消極的な国が多いのは、ウクライナがロシアと国境を接している上に交戦中であり、この段階でウクライナの加盟を認めると、これを西側諸国からの宣戦布告とみなしたプーチン大統領が他のNATO加盟国へ報復攻撃をし、戦争が拡大して第三次世界大戦になる事を懸念しているからと考えられています。

 

裏の理由は汚職が蔓延るウクライナを警戒

まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札

 

しかし、欧州諸国がウクライナのNATO加盟に消極的なのは、ウクライナ社会に汚職が多いという事があります。ウクライナに限らず旧共産圏では言論の自由が実質ないのでジャーナリズムが発展せず、特に公務員の汚職が酷い事で知られています。ウクライナも例外ではなく汚職に対する市民の目は厳しく、特に汚職の評判が酷かった警察組織ではイメージ一新の為に警官の制服をニューヨークのような黒一色に統一して汚職撲滅をアピールしています。

 

汚職が多い事でロシアのスパイも蔓延る

世界史05b ロシアの国旗b

 

また、ウクライナ国内には親露派でロシアからの賄賂を受け取り、機密情報をロシアに流していた政治家もいたようです。戦争に突入した事で汚職どころではないウクライナですが、NATO加盟を許した後で、ロシアのスパイが汚職を通してNATOに入り込み、軍事機密情報を盗み取られては堪らないというのがNATO加盟国の裏側の本音という事も出来そうです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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