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食糧戦争開始!プーチン大統領アフリカにロシアの穀物を無償供与すると表明

2023年7月30日


世界史02 プーチン風大統領

 

ロシアが黒海沿岸のウクライナの港を攻撃し輸出に向けられていたウクライナ産の穀物を焼却したニュースは記憶に新しい所ですが、さらにプーチン大統領が勝負に出ました。サンクトペテルブルグでアフリカ諸国の代表を集めた席上で、ロシアは食糧危機にあるアフリカ諸国に穀物を無償提供する用意があるとぶち上げたのです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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アフリカ諸国にアメをチラつかせるプーチン

劉邦

 

プーチン大統領はロシアは無償援助と言う形でもウクライナ産穀物を代替できると述べ、今後、3~4か月の間にマリやソマリアなどアフリカの6国に対してロシア産の農産物を無償で提供する用意があると強調。プーチン大統領としてはウクライナ侵略を受けて欧米との対立が深まる中アフリカ諸国の取り込みを図る狙いです。

 

 

ウクライナはプロパガンダだと批判

世界史01 ゼレンスキー風大統領

 

この動きに対し、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は「誰がアフリカの真の支配者か示すためのプロパガンダ」と批判。同時にロシアがウクライナ産農産物輸出をめぐる合意の履行を停止した事に触れ、ロシアの関与なしにウクライナ産の農産物をアフリカに輸出する必要性を訴えました。

 

放火魔が家の再建を申し出るようなもの

炎上する城a(モブ)

 

善意めかしたプーチン大統領ですが、そもそもロシア軍がウクライナの港湾を攻撃しなければ、アフリカ諸国が穀物に困る事はありませんでした。それは、あたかも人の家に火をつけて燃やした放火魔が、家の再建には援助を惜しまないと申し出るようなものでしょう。しかし、アフリカ諸国にも背に腹は変えられない事情もあり、ロシア抜きでのウクライナ穀物の輸出を考えるべき時に来ているかも知れません。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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