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ウクライナ軍、南部ヤリー川沿いに全海兵旅団を展開![ドネツク州で攻勢強化]

2023年8月17日


世界史04b ウクライナの国旗b

 

最新情報によれば、ウクライナ軍の海兵隊が総勢8000名、4個旅団を率いてドネツク州南部、モクリ・ヤリー川沿いに展開しています。この展開は、ウクライナ軍がドネツク州南部での逆転攻勢を進める一環として行われており、戦略的な作戦の一部とされています。海兵隊は、空挺部隊や陸軍旅団と並び称される精鋭部隊であり、この8000人の兵力を動員してロシア軍の陣地を突破することができれば、戦局に重大な転換をもたらす可能性があります。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ウクライナ海兵隊の特長は機動力

軍艦(明治時代)

 

ウクライナ海兵隊は、他国の海軍と異なり、強襲揚陸艦を使用せずに展開します。ウクライナは内陸国であり、海軍の揚陸艦はわずか1隻で、しかも古いものです。この揚陸艦は爆撃を避けるためにドニプロ川の河口近くに隠されていると言われています。そのため、ウクライナ海兵隊の戦術は陸上で展開し、陸軍とは異なり、戦車は少数またはまったく保有しておらず、代わりに装甲トラックや偵察車を使用して戦場を移動します。軽装備のため、機動力が高く、陸軍が進みにくい渓谷のような地形も迅速に移動してロシア軍に攻撃を仕掛けています。

 

戦果の裏に懸念も

 

しかし、たとえ海兵隊が広範な領土を奪回したとしても、持続的な戦闘は難しいでしょう。いずれは兵士たちの休息や装備の修理、兵員の補充が必要となり、前線から撤退せざるを得ない状況が生じる可能性があります。その場合、戦闘力の低い部隊で空白地域を埋めることになり、これがロシアにとって反撃の機会となるかもしれません。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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