なぜロシア空軍は効果的な活動ができていないのか?[ロシアのメンツが関係]

2023年8月12日


飛行機(プロペラ)に乗るkawausoさん

 

ウクライナ戦争の状況に関する最新の分析によれば、ロシア空軍はウクライナ侵略において地上部隊の支援任務に多くの資源を投じながらも、ほとんど効果的な活躍が見られていないとされています。その背後にある理由は何でしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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1日100回以上の出撃も戦果は乏しく

世界史04a ウクライナの国旗a

 

この夏、ロシア空軍は1日に100回以上も対地攻撃機を出撃させていますが、その活動は主にロシア支配地域に限定されているという分析がなされています。そのため、多くの出撃にもかかわらず具体的な戦果が少ないとされています。イギリス国防省は、ウクライナの対空兵器の脅威が影響している可能性を指摘しました。

 

ロシアの最新機の撃墜への懸念と無誘導弾の使用

世界史02 プーチン風大統領

 

ロシアの最新鋭戦闘機がウクライナの対空兵器によって撃墜されれば、ロシアの威信に大きな打撃が加えられる可能性があります。そのため、ロシア空軍はウクライナの対空兵器の届かない位置から無誘導爆弾を投下する戦術を採用しています。しかし、これにより命中精度が低下し、出撃回数が増えても戦果が上がりにくい状況が生まれています。ウクライナの対空兵器の高い性能が、ロシア最新鋭戦闘機の損失を恐れる要因として考えられます。

 

活動が鈍った攻撃ヘリコプター

世界史05b ロシアの国旗b

 

ロシア空軍の活動が限定的である一方、ロシア軍の軍用ヘリコプターは存在感を示し、ウクライナの反転攻勢に対して効果的な働きを見せてきました。しかしながら、最近数週間にわたり、ロシア軍は南部地域で攻撃ヘリコプターを適切に活用できていないという指摘があります。これは、精密兵器の不足が原因なのか、クリミア地域での橋の攻撃による補給の不足が影響しているのか、あるいは軍需物資の備蓄に関連しているのかは明らかではありません。

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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