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ウクライナ軍、南部戦線で決戦の切り札![空挺軍を前線へ投入]

2023年8月21日


世界史04b ウクライナの国旗b

 

ウクライナ軍は6月から繰り広げている大規模な反転攻勢において、新たな展開を見せました。最も力強い部隊とされるウクライナ空中機動軍(通称:空挺団)がサボリージャ集落ロボティネ周辺へ投入されたとの情報が広がっています。これは、ウクライナ軍がマリウポリやメリトポリの奪還を目指し、クリミア半島とロシア軍の連結を断つ勝負に出た決断と言えるでしょう。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ウクライナ空挺団とは?

紅茶一揆(イギリスの紅茶文化と戦車)

 

ウクライナ空中機動軍は、主にドイツ製のマルダー歩兵戦車、アメリカ製のストライカー装甲車、英国製のチャレンジャー2戦車などを備えた約2000人の部隊で、第82空中強襲旅団として活動しています。この部隊は、第46空中強襲旅団と並び、ウクライナ軍の中でも最も優れた戦力を持つ部隊の一つとされ、反転攻勢最後の切り札として待機されていました。

 

投入のタイミングは選ばれたもの

ウロジャイネ

 

すでに、先に投入されたウクライナ海兵旅団8000人が南部ザボリージャ州ロボディネを占拠し、ロシアの第1防衛ラインを突破したと見られています。ロシアは第2、第3の防衛ラインを持っていますが、これらの防衛ラインは第1防衛ラインに比べて弱く、ウクライナ軍は包囲網のゴボウ抜きを試みるようです。ウクライナ空中機動軍の投入は、ロボディネからメリトポリまでの黒海沿岸80キロにわたる重要地域を一気に制圧する戦術の一環と見られています。

 

戦果が停戦に影響を与えるか?

世界史02 プーチン風大統領

 

しかし、ウクライナ軍がメリトポリを攻略したとしても、それがロシアの停戦に応じることを保証するわけではありません。ウクライナ空中機動軍が消耗し、部隊の休息が必要となることで、ロシアとの対峙が続く可能性も考えられます。その際、ウクライナ軍がメリトポリを維持するための部隊がどれだけ存在するかが問題となるでしょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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