自動車を長く運転している人なら、誰もが一度は経験したことがあるかもしれない煽り運転。普通の乗用車でも怖いものですが、大型バスに煽られるとなると恐怖は倍増します。このような恐ろしい煽り運転の一例が、仙台市で発生していました。
仙台市内での煽り運転事件
被害男性によると、7月27日の午前10時頃、買い物から帰宅途中、男性は自宅近くの市道に入った際、後続の市バスから煽り運転を受けました。男性はバスによって約1キロにわたり煽り運転を受けたと訴えています。男性のドライブレコーダーの映像によれば、市バスは男性の車に猛スピードで接近し、道路中央のゼブラゾーンを使用して車体を振って威圧的な態度を示していたとされています。
運転士の対応
男性は回転場に到着した後、車を停めてバスのナンバープレートを撮影し、運転士に説明を求めましたが、運転士は応じず、そのまま出発しました。男性によれば、運転中の信号が赤であったため低速で進行していたところ、バスがクラクションを鳴らし速度を上げて接近し、煽り運転を受けたと語っています。
市交通局の対応
男性が苦情を申し立てると、市交通局は8月7日に謝罪するとともに、バスのドライブレコーダー映像を公開しました。映像には運転士が暴言を吐いている様子や、県道走行時に速度を14キロオーバーしていたことが記録されており、事件の一端が明らかになりました。時刻表からは、運転士が煽り運転を行った際、バスの到着予定時刻を過ぎており、イライラから煽り運転に至った可能性が示唆されます。
運転士の反応
運転士は市当局の事情聴取に対し、煽るつもりはなく、ゼブラゾーンに入る際には前方に異常がないか確認しようとしたと主張しており、煽り運転を否定しています。しかしながら、ドライブレコーダーの映像や暴言の記録からはその主張が疑わしいとされ、市交通局は運転士に対し厳重注意の措置を取ると発表しました。
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