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ロシアが侵略した観光地クリミア[閑古鳥]

2023年9月4日


世界史01 飛行するドローン

 

ロシアの侵略によって、かつては観光客で賑わっていたクリミア半島は今や静まりかえっています。2014年以来、この半島はロシア人観光客によるバカンスの楽園とされてきましたが、2023年6月から始まったウクライナ軍の反撃により、クリミアは戦時体制に入り、観光客の姿はほとんど見られなくなりました。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ウクライナの攻撃がクリミアに及ぼす影響

世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

クリミア半島はウクライナの反撃の標的とされており、最近では8月24日にウクライナ特殊部隊による海上からの攻撃、翌日にはドローンによる攻撃が行われました。さらに、クリミアとロシア本土、ウクライナ南部を結ぶ多くの橋が繰り返し攻撃を受けています。

 

 

 観光業は壊滅的な状況

東京スカイツリー、kawausoさん

 

戦争の影響を受けた観光地でバカンスを楽しむことは、多くの人にとって避けたい状況です。このため、ウクライナ戦争が勃発して以来、クリミア半島の観光客数は急激に減少し、旅行予約が相次いでキャンセルされています。2023年に入ると、ホテルの一部は予約すら来なくなったそうです。

 

 

 クリミア当局は観光客を引き寄せようと奮闘

 

観光が経済の中心であるクリミアは、観光客の不足に対抗すべく、大幅な価格割引や無料サービスを提供し、夏季のホテル価格が3割下落しました。それにもかかわらず、8月の平均予約率はわずか40%で、ホテルの多くは夏になっても空室の状態が続いています。クリミアでは現在、軍用機が頻繁に上空を飛行し、軍用車両が市街地を行き来しており、観光客を引き寄せる努力も実を結びにくい状況です。

 

 

富裕層は避け、低予算の観光客のみが残る

内容に納得がいかないkawauso様

 

ロシアの富裕層はクリミアの危険性を避け、代わりに別の避暑地に向かっており、現在クリミアに滞在している観光客は、比較的予算の低い人々で、キャンプを楽しんだり、格安ホテルや民宿に宿泊したりしています。しかし、国際的にはクリミアはウクライナの領土であると認識されており、ロシアの侵略は国際社会で認められていません。クリミア半島はウクライナに返還され、ロシア人は外国の観光客としてクリミアを訪れるべきであるとの見解が広まっています。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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