[ジャニーズ性加害問題]被害者が刑事事件に出来なかった理由

2023年9月14日


東京スカイツリー、kawausoさん

 

 

ジャニーズ性加害問題において、被害者が刑事事件に出来なかった理由について議論されています。ジャニーズ事務所が故ジャニー喜多川による元ジャニーズjrへの性加害を認めたことは大きな注目を集めました。これにより、これまで忖度があったとされる報道も大きく変化するでしょう。しかし、被害者の元少年たちが性被害を受けたにもかかわらず警察に相談しなかった理由について疑問の声も上がっています。なぜ当時、彼らは警察に通報しなかったのか、それは被害を甘受していたのかという疑問です。しかし、性被害を刑事事件として訴えることの難しさには理解が必要です。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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 物的証拠が必要な性犯罪の難しさ

曹操を暗殺しようとする董承

 

 

性犯罪の場合、被害者が加害者を告発するためには、供述だけでは不十分であり、加害者を特定するための物的証拠が必要です。しかし、性被害を受けた被害者が冷静に加害者の体液などを採取し保存することは精神的に困難であり、性犯罪の刑事事件化を難しくしています。特に、性被害を受けた少年たちのほとんどが15歳以下であり、自身の状況を理解し、物的証拠を保存することを期待するのは現実的ではありません。

 

 

供述に関する精神的苦痛

愛妾を曹丕に殺害され病む夏侯尚

 

 

物的証拠がない場合、被害者の供述が主要な証拠となりますが、これも精神的に大きな苦痛を伴います。質問は曖昧な部分や矛盾があるかどうかを探るため角度を変えて何度も繰り返しなされます。被害者は供述のために、忘れたい記憶を呼び起こさなければならず、心の傷を深める可能性があります。

 

 

性犯罪の立証の難しさを理解すべき

オンライン授業の講師を務めるkawauso編集長

 

 

性犯罪の立証が難しいことを考えると、当時少年だった被害者に対して「なぜ警察に訴えなかったのか」と詰問するのは過酷であると言えます。元少年たちは現在成人していますが、事件当時は未成年であったことを考慮すべきです。もちろん、供述だけで何でも真実とされてしまうと冤罪が生まれる危険性があることも理解されるべきですが、実際に性被害を受けた際、物的証拠を保存して警察に通報することは、少年たちにとって非常に難しいことであったことも考慮すべきです。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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