木村拓哉がジャニーズ事務所の長い謝罪会見の直後、自身のInstagramにジャニー喜多川氏の座右の銘である"show must go on!"という言葉と共に敬礼のポーズを投稿しました。しかし、性被害の被害者たちを考慮していないとして、SNS上で彼に対する批判が集まりました。ですが今回のキムタクの発言、本当に非常識でしょうか?
問題はジャニーズ事務所と性被害者の関係にある
この問題の根本は、故ジャニー喜多川氏が1970年代から約半世紀にわたって、ジャニーズjrの少年たちに性被害を加えていたとされていることです。ジャニーズ事務所は謝罪会見で、ジャニー喜多川による性的な加害があったことを認め、今後の対応策について協議する意向を示しました。対応策がどれくらいの時間を要するかは不明ですが、今後の進展は加害者と被害者の双方の合意に基づくべきであり、外部からの騒ぎ立ては避けるべきです。
過度な騒ぎは控えるべき
キムタクの"show must go on!"という言葉は、あらゆる困難にもかかわらず何事も最後までやり遂げなければならないという意味で、ジャニー喜多川氏の信念でもありました。キムタクはこの言葉を使い、敬意を表しています。もしキムタクが性被害を否定するような発言をした場合、それは異なる問題となるでしょうが、キムタクがジャニー喜多川氏を尊敬していることは個人の自由です。被害者の感情に共感しないと非難するのは過剰であり、もし嫌悪感を感じるのであれば、彼をサポートしないことが選択肢として存在します。
多様な意見を尊重しよう
性被害などのセンシティブな問題では、事件とは直接関係のない人々が感情的な議論を繰り広げることがよくあります。筆者もジャニー喜多川氏を批判的に捉えており、そのために擁護派から非難されたことがあります。性被害は男性や女性に対して許されない行為だと考えますが、それは当事者間の問題であり、外部からの批判的な発言や感情的な罵り合いは建設的ではありません。
問題は進展している、今後を見守ろう
ジャニー喜多川氏に関する性犯罪の噂は、2003年に東京高裁がジャニーズ事務所の名誉棄損訴訟を一部退けて以来、20年以上も続いていました。しかし、最近のBBCの報道を契機に、事態が動き始め、ジャニーズ事務所は謝罪会見を開いたことは前進と見なせるかも知れません。ただし、今後の進展は当事者たちに委ねられるべきであり、私たちは一歩引いて事態の進展を見守るべきでしょう。
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