10月28日、中国海軍の空母「山東」が艦艇4隻と艦列を組んで沖縄県の南の太平洋を航行し、戦闘機などの発着艦をしていた事が防衛省により確認されました。但し日本の領海侵犯はしていません。
宮古島南の太平洋でヘリと戦闘機の発着艦訓練
防衛省の報告によると、中国空母「山東」は28日午前7時、ミサイル駆逐艦2隻、フリゲート2隻と沖縄県の宮古島の南約460kmの太平洋を航行し、艦載戦闘機とヘリの発着艦訓練をしていたようです。これに対し海上自衛隊は、護衛艦「さざなみ」が出動し警戒監視と情報収集をおこないました。山東は中国海軍2隻目の空母で今年の4月と9月にも日本周辺の太平洋上での活動が確認されています。
不気味な中国海軍の対応
今回は領海侵犯はありませんでしたが、わざわざ宮古島の南480キロの太平洋で戦闘機とヘリの離着陸訓練をしているのは、先島諸島占領のシュミレーションだと考えて間違いないでしょう。現代の戦争では陸上部隊の支援として航空機が重要であり、空母は戦時には空軍基地として機能し、戦闘機や爆撃機、攻撃ヘリの海上基地になるからです。
▼こちらもどうぞ
中国政府、明朝の最後の皇帝についての歴史書を処分、習近平主席を気にして?