子育ての経験がある人には、あるあるのようですが赤ちゃんの5割が電卓に興味を示すといういう面白いデータが存在します。新生児から幼児期の赤ちゃんたちが、なぜ電卓に惹かれるのでしょうか?
赤ちゃんでも動かせる柔らかいボタン
赤ちゃんが電卓に興味を示す大きな理由は触覚的な体験です。電卓のボタンは柔らかく、赤ちゃんの指でも簡単にへこみます。このクリック感やディスプレイに数字が表示され、目まぐるしく変化する様子が赤ちゃんには楽しく興味を引きます。また、表には複数のボタンが並ぶ反面、電卓の裏には何もなく、つるつるです。この感触のギャップも赤ちゃんの興味を引くようです。
電卓の音も赤ちゃんを魅了
電卓にはボタンごとに音がついている事もあり、ボタンを押すと電子音が流れます。この電子音が赤ちゃんの聴覚を刺激し、別の音を聞くために次々にボタンを押していく事になります。ボタンごとに電子音が鳴り、無限のパターンがある電卓は、赤ちゃんを飽きさせないのです。
新生児期から幼児期まで電卓がカバー
赤ちゃんの興味は成長段階によって異なります。新生児期の赤ちゃんは、まだ視力が弱く、動きも限られるので触って覚える触覚が主体です。もう少し成長して幼児期になると視力も聴覚も強くなるので触覚に加えて音や視覚が加わります。電卓はこれらの感覚を一度に刺激する息が長い便利なアイテムと言えるでしょう。ただし、電卓は本来オモチャではなく、電池のような小さな部品も入っています。電卓で遊ばせるのは、保護者の皆さんの目の届く範囲にしましょう。
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