11月27日、河野太郎デジタル大臣がスマホを使って答弁しようとして委員長に注意されたことを受け、小泉進次郎元環境相ら与野党5党の国会議員有志が、国会のデジタル改革を議論する委員会の設置を申し入れると発表しました。国会答弁中にスマホが解禁される事でどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
この記事の目次
概要
スマホ問題の切っ掛けは、27日の参院予算委員会で、河野大臣がスマホを使って調べながら答弁しようとして委員長に注意された事でした。しかしこの対応が報じられると、ノートパソコンやタブレットは持ち込めるのに、スマホだけ禁止とは時代錯誤だとして議員の中にルールに違和感を指摘する声もあがったのです。
SNSの声
一方でSNSでは、スマホを解禁するとサボる議員が続出するのではという意見が多く出ました。中には委員会中の検索履歴は全てチェックしろというような極端なモノまであり、いかに我が国の有権者が政治家を信じていないかが明るみになった形です。夢がない話をすればスマホを解禁した場合、これまでもいた居眠りやおしゃべり議員に加え、スマホに熱中するスマホ中毒議員が一定数出るだけではないでしょうか?
元々委員会は形式的なもの
国会の予算委員会は、元々、与野党が事前に質疑応答を確認し合い完全なお膳立ての上で進められる形式的なものです。飛び入りの質問なんか出来ませんし、担当大臣が答えられない質問は官僚がやってきて、なんやかんや入れ知恵をつけて乗り切る形に昔からなっています。そして質問者と回答者以外は、そこに座っているだけであり、寝ているか、おしゃべりしているかでした。これにスマホが解禁されれば寝ている議員がスマホを見たり、おしゃべりに興じている議員が動画に興じたりという事はあるかも知れませんが、全体の進行には大きな影響はないでしょう。それなら迅速に委員会を進められるスマホの導入は悪い事ではないと思います。
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