衝撃の未来、世界人口は2050年の90億人をピークに[減少]に転じる?

2023年12月15日


地球

 

 

世界人口は2050年の90億人をピークにして減少するとする衝撃的な未来が予測されています。国連によると世界人口は2022年11月15日に80億人に到達したとされています。2010年に70億人に達した後、12年で10億人も増えたことを考えると、人口爆発が地球にどのような影響を及ぼすか気になりますが、将来的には世界人口の増加が急速に鈍化し、2050年代に90億人をピークに人口が減少する可能性も指摘されています。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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人口増加のピークを過ぎて

朝まで三国志2017 観客 モブ

 

1950年の世界人口は約25億人でしたが、2000年には61億人と半世紀で倍以上に増加しました。しかし、その後の22年での増加は19億人にとどまります。実際、人口増加率は1963年に年間2.3%でピークを迎え、その後減少し、1990年代には1.5%を下回り、2020年には1%以下になりました。国連の予測によれば、2040年代には人口増加率が0.5%を下回り、2086年には人口が減少に転じる見込みです。

 

 

 急速な出生率の低下

わずか4ヵ月で後継者に指名される豊臣鶴松

 

人口の停滞には出生率の大幅な低下が大きく影響しています。国連の報告によれば、出生率の世界平均は1950年には約5でしたが、昨年は2.3にまで半減しました。地球人口を維持するためには出生率が最低でも2.1必要ですが、世界人口の3分の2はその基準を下回る国や地域に住んでいます。この出生率の低下には乳幼児死亡率の改善や教育水準の向上、家族計画の普及など様々な要因が関与しています。

 

 

 未来予測と高齢化

小説を執筆するコナン・ドイル

 

国連の統計によれば、次の90億人への増加は2037年に予測されています。しかし、異なる見方も存在し、「2050年に90億人に達し、その後減少し、世紀末には現在の水準に戻る」という主張もあります。この主張をするダリル・ブリッカー氏は、教育普及や避妊の普及により、低所得国でも出生率の低下が進む可能性を指摘しています。

 

 

 高齢化社会への対応

寿命で亡くなる豊臣秀吉

 

出生率の低下により「人口爆発」は避けられそうですが、これにより新たな問題が発生します。出生率の低下と平均寿命の延長により、高齢化社会が進行しています。高齢者の割合は増加し、2030年には世界人口の12%、2050年には16%に達すると予測されています。人類は人口減少と高齢化の道へ突き進んでいるのです。

 

 

 日本の超少子高齢化と課題

日本史01 煙を吐く工場

 

日本を含む一部の国々ではすでに高齢化が進行しており、これにより社会経済に深刻な影響が出始めています。これに対処するためには移民政策など様々な対策が必要です。20世紀は「人口爆発」の時代でしたが、21世紀は逆に「高齢化」の時代と言われ、国際社会はこれにどう対処するかが大きな課題となっています。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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