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ひろゆき激白[墓を蹴っても罪にならない]実は懲役6か月の大間違い

2023年12月27日


忙しい方にざっくり解答03 kawausoさん

 

 

YouTube生配信で立憲民主党米山隆一衆議院議員と討論し、国民健康保険料は全国一律と誤った主張をして知識不足を指摘され、しどろもどろになったひろゆき氏。そんなひろゆき氏にまたしても知識不足疑惑が露呈しました。それは、12月16日に大手ビジネス紙の公式HPに掲載された【「常識にとらわれない人」になるための方法ベスト1というWEB記事のインタビューで起こりました。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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墓石を蹴ってはいけない理由はない

悪徳役人の8割をクビにし邪教の祠を叩き壊すなど真面目に役人をやっていた若き曹操に惚れる周旌

 

ひろゆき氏はインタビュー記事で、「例えばチャンスを掴むため墓石を蹴ることができるか?」との問いを読者に投げかけました。その後、ひろゆき氏は「自分の家族の墓石は蹴る事は出来ないかもしれないが、隣の墓石なら、それは石の塊に過ぎないので僕は蹴る事が出来る」として自身は他人の墓石を蹴れると回答。さらに墓石を蹴って幽霊が出たとして、何が問題なのか?幽霊が出たら動画を撮影して再生数が稼げるとなぜ考えないのか?と指摘し、別に墓石を蹴ってはいけない理由は見つからないと結論しました。

 

 

墓石を蹴ると礼拝所不敬罪

 

この墓石を蹴れるかという問いは、社会の常識を疑いルールに縛られずにチャンスを掴めという意味で、ひろゆき氏がよく使う例えなのですが、残念ながら墓石を蹴るのは礼拝所不敬罪という犯罪になってしまうのです。

 

 

6か月以下の懲役・禁錮、10万円以下の罰金

東京五輪でテロ対策をしている警察や警察犬 いだてん

 

 

礼拝所不敬罪は刑法188条一項に規定されていて、神祠、仏堂、墓所、その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をした者に成立する犯罪とされています。礼拝所不敬罪の刑事罰は、6ヶ月以下の懲役・禁錮または10万円以下の罰金で、これは特定の宗教ではなく、一般的に信仰されている宗教施設なら当てはまり、当然墓石も礼拝の対象なので、墓石を公衆の面前で蹴るなどした場合には礼拝所不敬罪が成立します。つまり、ひろゆき氏の墓石を蹴ってはいけない理由はみあたらないなんて事はなく、刑法で墓石は蹴ってはいけないとされているのです。

 

 

私たちも気をつけましょう

東京スカイツリー、kawausoさん

 

 

これまで述べたように墓石のような礼拝の対象に公然と不敬な行為をするのは罪ですから、墓石を蹴ってはいけません。墓石を蹴るのは極端ですが、私たちは違法と知らずに刑法の罪を犯している場合もあります。例えば、ゴミを指定の日以外に出すのは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第16条等違反となる可能性があります。ひろゆき氏をモノ知らずと笑うのではなく、これを教訓として自分の行いや言動を見直す必要がありますね。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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