犬のウンチを放置した飼い主DNA鑑定で罰金[イタリアで取組み開始]

2024年1月26日


畳間の犬の糞の意味を解き明かそうした阿野全成

 

 

空前のワンちゃんブームが続く中で、同時に犬のウンチの被害も世界中で起きています。そんな中でイタリア北部のボルツァーノ自治県は3月にも犬のウンチ対策として犬を飼っている人に犬のDNA登録を義務化しました。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ボルツァーノ自治県の取組み

今週もお疲れ様でした(西郷隆盛)

 

 

ボルツァーノ自治県では、犬を飼う人に自治体の犬保護施設や動物病院で犬の血液検査を受けてDNAを登録する事を義務付けています。この時、登録を拒む飼い主には最大1048ユーロ(約16万8000円)の罰金が科されるそうです。ただし、一時滞在の観光客が飼う犬などは対象外です。同県は約4万匹に及ぶワンちゃんのデータベース化を考えていて、既に約1万匹が登録されているそうです。ボルツァーノ自治県の取組みに対しては、他の自治体からも問い合わせが相次いでいます。

 

 

放置されたウンチを見つけたら

劉備と徳川家康

 

ボルツァーノ自治県では、放置されたワンちゃんのウンチを見つけた場合、ウンチから採取したDNAで犬を特定します。こうしてウンチを放置した飼い主には、最大500ユーロ(約8万円)の罰金を科す方針だそうです。

 

 

 

すでにアメリカでは、ワンちゃんのウンチDNA鑑定が開始

スキッパーキ犬

 

 

ボルツァーノ自治県の犬の放置ウンチ撲滅の取組みですが、すでにアメリカでは、BioPet Laboratories社という会社が、犬のウンチをDNA鑑定する方法を考案しています。それは、PooPrintsというサービスで、サービス契約をした人飼い犬のDNAを送ってもらいコンピュータに登録。あとは、ウンチの置き去りがあった時に、ウンチの一部を採取してデータと照合して、犯人を特定します。現在、BioPet Laboratories社は、アメリカ、カナダ、イギリスで4000以上のコミュニティと契約を交わしているそうです。

 

 

 

効果は抜群の様子

スキッパーキ

 

 

BioPet Laboratories社によるとワンちゃんのDNAを登録した飼い主は、一部の例外を除き、二度とウンチを放置する事はなくなるそうです。この結果を見るとボルツァーノ自治県の取組みも成果を挙げるのではないでしょうか?

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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