レモンに含まれるビタミンC、[実はそんなに多くない?]

2024年2月6日


忙しい方にざっくり解答03 kawausoさん

 

レモンとビタミンCは切っても切れない関係にあると広く認識されています。多くの人が、レモン=ビタミンCの豊富な食品と考えていますが、実はこれには大きな誤解があります。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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レモンのビタミンC含有量の実態

 

レモン1個(約100g)に含まれるビタミンCの量はおよそ100mgです。これは成人の1日の必要量と同等ですが、実際には実の部分から得られるビタミンCは約20mgに過ぎません。つまり、1日に必要なビタミンCを摂取するには、レモンを5個食べなければならないのです。これは日常的には実行困難な量です。

 

 

なぜレモンがビタミンCの代名詞に?

 

では、なぜレモンがビタミンCの代名詞のように扱われるようになったのでしょうか?これは、レモン1個に含まれるビタミンC量が1日に必要な量と一致するため、説明の際の比喩として使用されるようになったからです。これが定着し、ビタミンCといえばレモンというイメージが強くなったのです。

 

 

レモンの酸っぱさの真相

 

レモンの酸っぱさはビタミンCからではなく、主にクエン酸によるものです。ビタミンCが豊富な他の食品は必ずしも酸っぱくないため、レモンの酸味とビタミンCの関係は実は弱いのです。

 

 

まとめ

 

レモンはビタミンCが豊富というイメージがありますが、実際には他の食材と比較してもその量は特別多いわけではありません。ビタミンCの豊富な食品としてレモンを基準にすることは、実際の栄養価からすると不正確です。レモンの酸っぱさはクエン酸によるものであり、ビタミンCとは直接的な関係はありません。つまり、レモン=ビタミンCの多い食品という認識は一部の誤解に基づいているのです。

 

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