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超少子高齢化への現実的な対処法!70歳まで働く[時代]が到来

2024年5月22日


kawauso編集長と村人(農民)

 

 

2050年には日本の人口が1億人を下回り、総人口は9515万人に減少すると予想されています。この間に高齢者の数は約1200万人増加し、生産年齢人口(15歳から64歳)は約3500万人、若年人口(0‐14歳)は約900万人減少すると見込まれています。結果、2050年には、高齢者が全人口の40%を占めるシニア社会が到来する見込みです。このような日本史上初の状況に対処するため、海外からの移民ではなく高齢者の活用が求められています。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



日本の69歳までの就業率が50%を超える

蜀の老将コンビ黄忠と厳顔

 

昭和時代には70歳と言えばリタイヤした高齢者とみなされていましたが、現在では医療の進歩や栄養状態の改善により、70歳でも元気に働く高齢者が増えています。実際、内閣府の調査によると、69歳までの高齢者の就業率は50%を超えています。これは高齢者が年金だけでは生活が難しいためという一面もありますが、同時に70歳近くでも活躍できる高齢者が多いことを示しています。

 

 

トヨタのシニア雇用率は50%を超える

みずほ銀行風

 

トヨタ自動車は労働者不足に直面し、シニア層の雇用を拡大することを発表しました。シニア層の豊富な知識や技術を活用し、若手など他の世代との連携も図るため、定年制度を全職種で70歳まで引き上げます。

 

 

60歳以上の60%が70歳まで働くことを想定

国会議事堂

 

2019年の内閣府のアンケートによれば、60歳以上の人々のうち、収入のある仕事をいつまで続けたいか?という問いに対し、65歳までと回答した人が25.6%、70歳までが21.7%、75歳までが11.9%、80歳までが4.8%でと回答しています。これは政府の年金支給年齢の先延ばしを望む意向もあるかもしれませんが、現在の60代は70代まで働きたいという意欲があることを示しています。

 

 

企業は高齢者の雇用に懸念を抱く

日本史01 煙を吐く工場

 

高齢者は積極的に働く意欲がある一方で、企業側には高齢者の雇用に対する懸念もあります。リクルートジョブズリサーチセンターの調査によれば、企業の66.5%がシニア層の雇用に消極的であり、健康や能力、高齢者に適した仕事内容が分からないなどの理由が挙げられています。

 

 

高齢者が働きやすい環境を整備する

劉備軍で出世する魏延と黄忠

 

社会の変化に対する人間の適応は遅いものです。高齢者の活躍は従来の社会モデルと異なりますが、現実には70歳まで働ける高齢者が増えています。高齢者が無理なく働ける環境を整備することで、少子高齢化に伴う年金や福祉予算の増大の課題を緩和することができるでしょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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