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ゆで卵が生卵に戻る[世紀の大発見が医療を変える]

2024年6月11日


kawauso編集長

 

皆さんは、一度加熱してゆで卵になったタマゴが生卵に戻るって聞いてどう感じますか?ゆで卵が生卵に戻る?手品じゃあるまいし、そんなバカなって思いますよね?でも、ゆで卵を生卵に戻す方法は、すでに発見されていて癌治療のコスト低下に活かされているそうですよ。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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カリフォルニア大学アーバイン校の開発

東京大学 kawausoさん

 

ゆで卵を生卵に戻す方法を開発したのは、カリフォルニア大学アーバイン校です。本来、卵を茹でると、それまで透明で液状だった中身が白く凝固します。これは熱や化学反応でタンパク質が変性する事で起きますが、それを逆転して液体に戻そうとすると、約4日間も分子レベルの透析を行う必要がありました。カリフォルニア大学、アーバイン校は西オーストラリア大学の研究チームと共同で、熱変性したタンパク質を手軽に元に戻す方法はないか?と実験を開始します。

 

 

尿素とマイクロ流体薄膜で液状に

西遊記 孫悟空

 

タンパク質の凝固は、長い分子が縮んで小さな塊になる事で起こるので、研究チームは、凝固したタマゴのタンパク質に尿素を加えました。どうして尿素なのか?それは、尿素分子にはタンパク質の変性作用があり、タンパク質分子の水素結合の間に入り込んでその構造を破壊し溶かす事が出来るからです。こうして柔らかくなったタンパク質の分子にマイクロ流体薄膜を通しながら、機械的な圧力を加えると、あらびっくり!タンパク質がほぐれて、ゆで卵が元の液状に戻ったのです。

 

 

タンパク質の再利用で医学コストを低減

医者の顔もあるコナン・ドイル

 

このゆで卵を生卵に戻す技術、現代医学のコスト低下に役立っています。医薬品や制約の開発では、遺伝子組み換えの特殊なタンパク質を必要としていますが、これらのタンパク質は非常に高価でした。しかし、一度変性したタンパク質を再利用することで医薬品の製造コストを下げ、抗ガン剤などの製造プロセスを合理化、安価とすることができるのだそうです。ゆでタマゴを生卵に戻す技術は、世紀の大発見だったんですね。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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