今週中に地球に2つの小惑星が接近するってご存知ですか?その中の1つはもし地球に衝突すれば人類滅亡の大型小惑星らしいですよ。そして、その大型小惑星は双眼鏡程度でも見える可能性があるそうです。
見えるかも知れない小惑星2011UL21
最初に地球にやってくるのが、小惑星2011UL21です。こちらは直径が1.6キロメートル以上もあり、現在知られている地球接近天体全体の99%より大きいそうです。小惑星2011UL21は日本時間の6月28日、午前5時14分に地球に最接近すると見られています。小惑星2011UL21は地球に接近する軌道を持つ事から潜在的に危険な小惑星に分類されていますが、ご心配なく、今回の最接近でも地球から月までの距離の17倍以上離れているので、衝突のリスクはありません。このサイズの小惑星が地球に接近するのは10年に1回の頻度とされ珍しいので多くの天文学者やアマチュア天文家が観測を計画しているそうで、天体観測サイトのバーチャルテレスコーププラネットではyoutubeで観望会をLIVE配信するようです。
もう一つはより地球に接近
小惑星2011 UL21が地球に飛来してからおよそ2日後には、小惑星2024MKが月の軌道よりもさらに地球の近くを通過すると見られています。こちらの小惑星は発見されて10日ほどしか経過していませんが、野球場程度の大きさで日本時間29日午後10時45分に地球に最接近すると見られますが、こちらも衝突のリスクはないようです。
奇跡の惑星地球
ただし、小惑星2024MKレベルの大きさでも万が一、地球に衝突すると20世紀初頭に起きたツングースカ大爆発以上の衝撃をもたらすとの事です。この程度の大きさの小惑星は地球の周辺にウジャウジャあるそうで、それを知ると、私たちが平凡な日常が送れるのは、全く奇跡的な事なのかも知れませんね。
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