まるでゴルゴ13の世界を見ているようです。CNNによるとロシアがウクライナ向けに155ミリ砲弾や軍用車両を供与しているドイツ兵器メーカーのCEOの暗殺を企て、アメリカがそれを阻止したと伝えています。
ドイツの兵器メーカーラインメタルCEOを狙う
7月11日、CNNは西側当局者などの話として、ドイツの兵器メーカー「ラインメタル」のアーミン・パッペルガーCEOをロシアが暗殺しようと計画したのをアメリカの情報機関が察知して情報をリークし未然に防いだと報道しました。「ラインメタル」は世界有数の兵器メーカーであり、ウクライナに供与する155ミリ砲弾や軍用車両の製造をしています。
ラインメタルがウクライナに工場を開設
今回、ロシアがラインメタルのCEOを暗殺しようとした理由は、ラインメタルがドイツ国内だけではなく、ウクライナ国内に装甲車の工場を開設する予定を立てた事によります。ウクライナ国内でラインメタルが砲弾や装甲車を生産すれば、ウクライナへの武器供与の速度が飛躍的に上昇するためロシアはアーミン・パッペルガーCEOを暗殺する事で工場開設を阻止したい思惑があったようです。
戦争に勝つためならどんな事でもするロシア
今回の事件は、ロシアが戦争に勝つためなら手段を択ばない、過去のKGBのような体質を今も継承している事を浮き彫りにしています。ラインメタルは今回の暗殺計画についてノーコメントですが、ウクライナの工場開設に影響はないそうです。
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