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関羽vs信長![時空]を超えたif三国志対決

2024年8月3日


 

三国志(さんごくし)の武将と日本の戦国時代の武将が同じ時代に登場したらいったいどうなるだろう?というIfは想像してみるとなかなか面白いものです。今回は三国志を代表する義の武人・関羽(かんう)と戦国時代の革命児・織田信長(おだのぶなが)を同じ時代にタイムスリップさせてみましょう。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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旧石器時代にタイムスリップ

 

それでは思い切って旧石器時代(きゅうせっきじだい)までタイムスリップさせてみましょう。およそ2万5千年前です。この頃の日本は本州・九州・四国が陸続きで、冬には津軽海峡(つがるかいきょう)が凍り付き北海道まで徒歩で渡れました。北海道と樺太(からふと)も陸続きで、さらに大陸とも繋がっています。朝鮮半島も水路の先といった距離感です。ちなみに現生人類とは別の人類・旧人類も別に存在しています。我々ホモサピエンス・サピエンスとは異なるクロマニヨン人などですね。

 

 

敵か味方か!?

 

タイムスリップした関羽と織田信長は敵対するのでしょうか?それとも主君・家臣の関係になるのでしょうか?残念ながらこの時代の人間たちは戦争をしていなかったようです。稲作も普及しておらず定住化していません。土地や領土という感覚がないのです。身分差もなかったようですね。

 

問題はそれよりも食糧確保です。今では絶滅したマンモスなどの大型哺乳類を狩猟するために転々と移住する生活になります。2万年前が最終氷河期のピークですから、この過酷な自然環境の中で生存するだけでも大変です。敵か味方かとか言ってる場合じゃありません。

 

 

国風文化の時代にタイムスリップ

 

それでは、二人の時代の間をとって国風文化あたりがいいのでしょうか。清少納言(せいしょうなごん)紫式部(むらさきしきぶ)が活躍した頃ですね。ちょうど二人ともバツイチなので、その夫として対立するという構図が面白いかもしれません。「をかし」という知的な面白さを創造し追求した清少納言の相手に革新的な織田信長はぴったりです。ただ清少納言の性格はキツそうですから夫婦円満とはいかないかもしれません。波乱含みですね。

 

一方で「もののあはれ」という無常観を表現した紫式部の相手には関羽がぴったりかもしれません。本居宣長(もとおり のりなが)も、もののあはれを知ることは人の心を知ることに等しいと言っています。義を重んじる関羽と共感する部分がきっとありそうです。どちらが幸せな家庭を築くのかという勝負であれば、関羽&紫式部に軍配が上がりそうですね。

 

 

戦争してほしい?

 

いやそうじゃなくて戦争してくれないと盛り上がらないんだけど……という方は、「乱闘三国-戦国武将が大乱入」というゲームアプリがありますので、そちらで楽しんでみてください。織田信長と関羽が、敵対した場合、共闘した場合、どんな感じになるのか体験できるのではないでしょうか。

 

曹操と織田信長は共通点がたくさんありますので、織田信長と関羽の相性も良いと思います。ただ織田信長に曹操ほどの包容力があったかというと難しいでしょう。出会い方によっては互いに強く意識し合うライバル関係になっていたかもしれませんね。

 

 

三国志ライターろひもと理穂の独り言

 

実際のところ時代が違ったとしても戦人同士であれば接触してもそれほどの化学反応は起きないと思います。ですから戦争したらどっちが強いかということより、タイムスリップした時代の文化と融合するとどちらが勝者となるのかを考えた方が楽しいですね。それこそこのグローバルな競争社会である現代にタイムスリップして、どちらがいかに充実した価値ある人生を過ごすのか想像してみるのも面白いと思います。ビジネスシーンでは織田信長に分がありそうですね。

 

 

 

宇宙ビジネスで人類統一の野望を持って、アメリカ・ロシア・中国などを手玉に取ってのし上がるかもしれません。連日大ニュースです。そうは言っても関羽も商売の神様ですからね。大逆転劇もあるかも。思いもよらない展開になりそうですね。もちろんビジネスだけで人生の価値は決まりませんが。

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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