ウクライナのゼレンスキー大統領は8月6日より開始されたウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃について初めて公式に認めました。クルスク州への越境攻撃は11日も続いていて、まだ終息する様子はありません。
ウクライナは正義を取り戻した
ゼレンスキー大統領は8月10日夜のビデオ演説で、シルスキー総司令官から侵略者の領土に戦線を押し進めている作戦について報告を受けたと公式に認め「ウクライナは正義を取り戻し、侵略者に必要な圧力をかけられることを証明した」と述べました。ゼレンスキー大統領の公式声明はウクライナ軍の越境攻撃が目的を達した事によるものと考えられます。
クルスク州より76000人が避難
ロシアは8月10日、国境地帯三カ所に徹底した警備体制を敷き、新たなウクライナ軍、及びウクライナ義勇軍の侵攻に備えています。またロシアの同盟国のベラルーシはウクライナが自国の領空を侵犯したと非難し、ウクライナ国境に新たな部隊を配置しました。クルスク州のスミルノフ知事代行は危険な地域にいる市民の避難を加速させるように地元当局に指示しロシア国営タス通信によると8月10日で市民76000人が避難したようです。
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