1946年2月3日、「神社本庁」が設立されました。これは全国の神社を統括する組織で、神社界の「司令塔」とも言える存在です。神社本庁の目的は、戦後の混乱期に失われつつあった神社の統制を回復し、神道文化を守り発展させることでした。
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戦後の混乱と神社本庁の役割
戦後、日本の宗教政策は大きく変化しました。それまで国家と一体化していた神道は、1945年の「神道指令」によって国家管理から解放され、各神社は独立した運営を求められることに。そこで神社本庁が設立され、各地の神社をつなぎ、神道文化を守る役割を担うことになりました。
伊勢神宮との深い関係
神社本庁の中心には、日本の総氏神として知られる伊勢神宮があります。神社本庁は、伊勢神宮を「本宗」とし、その教えを基盤として全国の神社の運営指針を定めています。神宮との関わりが、神社本庁の精神的な柱となっています。
まとめ
日本文化の一部として深く根付く神道。その支え手である神社本庁の役割に、次に神社を訪れる際は少しだけ思いを馳せてみてはいかがでしょう?
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