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これは耳が痛い?部下に信頼される家康の名言

2023年2月7日


 

天下を収めた徳川家康

 

 

NHK大河ドラマ「どうする家康」の主人公徳川家康。74歳まで長寿し天下を獲った家康には、大勢の家臣がいましたが、その家臣に悩まされる事も多かったようです。しかし、それでも家康は家臣のつまらない意見でも辛抱強く聴いていました。それはどうしてなのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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つまらない意見でもちゃんと聞いた家康

タヌキ徳川家康

 

 

家康は戦国時代としては、かなり長寿しました。年齢を経ると部下にも若い者が増えて、取るに足らない意見を出す事もあります。しかし、家康はそれがどんなに取るに足らない意見でも途中で遮る事なく、穏やかに最後まで聞いていたそうです。

 

 

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人の意見を遮れば人は本心を言わなくなる

ヘタレな徳川家康をボコす本多忠勝

 

 

家康がつまらない意見でも耳を傾けた理由、それは、人の意見を途中で遮ると、その人間は二度と意見しなくなると知っていたからです。家康から見ると未熟に見える若い家臣にだってプライドがあり、つまらない意見でも家臣なりに考えた真剣なモノです。それを「分かり切っているから」と遮れば、家臣は屈辱を感じ、二度と本心を言わなくなるでしょう。

 

 

上司たるものは己を抑えるべし

どうする家康 正面ver

 

 

人間は哀しい事に年齢を重ねると若い人がバカに見えてくるものです。ただでさえその傾向があるのに、なまじ仕事が出来て社会的に高い地位を得れば、なおの事、若い部下の言う事は、取るに足らない意見に聞こえ、ついつい話を遮ったり、「君、それはそうじゃない」と上から目線で訂正したくなるものです。しかし、これこそが部下からの信頼を失い組織をダメにする上司の驕りなのです。家康は天下人となっても自制心を忘れず、ハダカの王様にならないようにしていたのですね。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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