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東京タワー建設で死亡した人は何名?

2023年4月2日


東京スカイツリー、kawausoさん

 

 

東京タワーは昭和33年12月23日に完成した高さ333メートルの電波塔です。敗戦から13年で世界最高の電波塔を建設する技術は世界を驚かせました。しかし、大工事といえば事故はつきもの。東京タワー建設で死亡した人数は何名なのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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工事中に死んだのは〇名

日本史01 煙を吐く工場

 

東京タワーは昭和32年6月29日から昭和33年12月23日までの1年半で完成しました。しかし工事は開業予定が決定した強行スケジュールで、朝6時から夜6時まで黒崎建設の鳶職400名が休みなくフル稼働しています。当時は今のようなハーネスもなく、命綱をつけない状態で幅30センチの鉄骨の上を歩き回るという危険きわまりない環境でしたが、死者は強風で煽られて落下死した鳶職人1名でした。

 

 

昭和33年の建設現場事故死は1846名

東京大学 kawausoさん

 

東京タワー建設ではこのように痛ましい死亡事故が起きていましたが、昭和33年の建設現場における死亡者は1846名も出ていました。当時は、現在のような安全基準がなく大勢の作業員が危険な作業現場で命を落としていたのです。それを考えると、安全面に極めて不備があるとはいえ、世界的な大工事で事故死が1名で済んだというのは、凄い事なのかも知れません。

 

 

教訓は活かされ東京スカイツリーでは事故死はゼロに

国会議事堂

 

東京タワーの建設後、日本の建設業界では安全についての配慮が続けられ、法整備も進みました。厚生労働省によると、令和3年度の労働災害による死亡者数は867名で前年度よりも65名増えましたが、それでも昭和33年に比較すると1000名近く少なくなっています。また、東京スカイツリーの建設では、死亡事故ゼロを達成しました。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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