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宇宙人とは出会わない方がいい理由

2023年4月18日


リトルグレイ(宇宙人)と遭遇して興奮する曹操

 

宇宙には私たちが住む銀河系以外にも無数の星雲があり、地球と似たような生命が誕生する要素を備えている惑星もやはり無数に存在しています。ある日、遠い宇宙から地球外生命体がやってくるかも知れない。そんなロマンを搔き立てられる人もいるでしょう。しかし、合理的に考えた場合、私たちは宇宙人と出会わないほうがいいのかも知れません。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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広い宇宙に私達以外の生命体がいない理由

ロラドフ・プレート

 

地球が誕生してから46億年、この宇宙が誕生してからは137億年の歳月が経過しています。その間には、無数の星で生命体が生まれ、その一部は高度な知的生命体まで進化し、やがて母星から飛び出したとしても不思議はないでしょう。

 

官渡の戦い

 

それなのに、どうして人工衛星を飛ばせるまでの科学技術を持った人類の周辺には似たような知的生命体がいた痕跡が見当たらないのでしょうか?たまたま、銀河系の近くで知的生命体が誕生する事が無かった?それも仮説としてはあります。しかし、もしかすると知的生命体は誕生していたけれど、相互に先制攻撃を繰り返し星ごと全滅したという可能性も考えられるのです。

 

 

種の保存が生命体を戦争に向かわせる

国会議事堂

 

知的生命体は、相互に敵の惑星を攻撃して滅亡したと言うと、そんなバカなと反論する方もいるでしょう。知的生命体の中には友好的な種もいるはずで、全てが好戦的ではないはずだと…しかし、生命とは例外なく種を保存し、子孫を残し繁栄するために生きているものです。では種を保存するとは何か?自分達以外の種を征服し生態系の頂点に立つ事にほかなりません。

 

黒田レン

 

 

もちろん、私達人類にも人類以外の生物を愛する気持ちはあります。でもそれは、我々の科学力が圧倒的で他の生物に優越しているからです。例えばネコが進化して人間並みの知能を持つようになったら、人類はネコと平和共存できるでしょうか?一時は可能かも知れません。しかし、同レベルの知能を持つが故に、人類もネコも種の保存の本能を脅かされ、どちらかがどちらかを徹底的に支配できるようになるまで戦い続ける事になるでしょう。

 

田続は鄧艾に恨みを抱えており暗殺

 

 

これと同じ事が、宇宙人と人類の間に起きないといえるでしょうか?私たちは邪悪だからではなく種の保存と繁栄という本能のために、自分達の種と並び立つ存在を許せないのです。

 

 

相互の絶望的な距離がコミュニケーションを断念させる

宋江の夢(水滸伝の主人公)

 

しかし、こう考える人もいるかも知れません。知的生命体なら言語を通してコミュニケーションを図る事が可能である。お互いが平和共存を願っている事を伝える事が出来れば、戦争と言う最悪の事態を回避できるのではないか?残念ながらこれも極めて難しいでしょう。なぜならこの世界において光より速い物質は存在しないからです。具体的に言うと、地球から100光年という比較的近い場所に知的生命体が住む惑星があったとしましょう。幸運にも地球からのメッセージが異星人に届いたとしても、異星人から返事が来るのは、速くても100年先なのです。この間、私達地球人も、異星人も深い疑心暗鬼に捕らわれる事になります。

 

内容に納得がいかないkawauso様

 

 

それは、相手を信じてもいいのか?という事です。選択は2つに別れます。相手が友好的な宇宙人である事を信じ、コールドスリープ技術を使い使節団を載せた宇宙船を地球に送り込むか?あるいは相手が侵略を意図しているとみて惑星を破壊できるミサイルを撃ち込むかです。ミサイルではなく軍隊を派遣する手段もありそうですが、100年の間に相手の科学力が、こちらを凌駕する危険があります。占領するよりも惑星を破壊する方が勝機は高いでしょう。

 

 

リスクヘッジの末、知的生命体は戦争を選ぶ

戦車隊を率いて活躍する夏侯嬰(かこうえい)

 

 

ここからはリスクヘッジになります。仮に相手が友好的な宇宙人だった場合、双方に使節団の往来が継続されるかも知れません。これはこれでメリットがあるでしょう。しかし、もし敵対的な宇宙人だった場合、使節団の宇宙船とすれ違いに惑星を破壊するミサイルが飛ぶ事になります。ミサイルが命中すれば惑星は爆発し文明は崩壊します。

 

袁術

 

 

ならば、選択は1つしかありません。自分の文明を守る為に、相手がミサイルを飛ばす前にミサイルを撃ち込んで相手の惑星を破壊するのです。たしかにそれにより、友好的な宇宙人を失うかも知れません。それでも自分達の惑星を失うのに比べると、傷ははるかに浅いのです。

 

 

 

宇宙人を探さずひっそり暮らすのが賢明

袁術

 

このように光よりも速い物質が発見されない限り、絶望的な距離により知的生命体同士のコミュニケーションは成立せず、敵の惑星を先制攻撃で爆破し、種を保存する事が最善と決定してしまうのです。もしかすると、地球の周辺にも知的生命体はいるのかも知れませんが、地球人に先制攻撃される事を恐れて姿を隠しているかも知れませんよ。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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