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雪山遭難で眠ったら死ぬは間違い

2023年5月28日


凍える忍者

 

少し前のドラマやコントでは、雪山で遭難し眠りそうになった人間を無理矢理に叩いて起こすシーンがよく出てきました。その影響で現在でも雪山で寝ると体温を奪われて死ぬと思っている人が多いようですが、それは誤りなのです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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雪山で眠ったら死ぬメカニズム

 

では、そもそも、どうして雪山で遭難した時に眠ると死ぬのでしょうか?これは人間は眠ると体内の熱が外に放出されて体温が低下し凍死のリスクが高くなるからです。雪山じゃなくても軽装で扇風機に当たりながら寝ていて、寒くなって起きた経験がある人は多いでしょう。これと理屈は同じです。

 

完全装備していれば眠っても安全

 

逆に言えば、体温を奪われないような装備をしていれば、遭難した時に眠っても大丈夫です。まず、遮蔽物がある小屋や洞窟を確保し、衣服が濡れていれば脱いで乾燥した衣服と着替えます。そして寝袋などにくるまって体温が逃げない工夫が出来れば眠っても死ぬことはありません。眠っている時には人間は起きている時よりも体力をセーブできるので、むしろ眠っておいた方が生還できる確率が高くなるのです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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