戦国時代の大名たちは温泉が好きな人が結構たくさんいました。例えば甲斐の虎・武田信玄は温泉が大好きで甲斐の国や信濃の国にある温泉を巡っています。
そして今回紹介する上杉謙信も温泉が好きな戦国大名でした。
上杉謙信が使っていたとされる温泉が調べた結果ありましたので、いくつかご紹介したいと思います。
この記事の目次
上杉謙信が浸かった温泉その1:断崖絶壁にある「燕温泉」
上杉謙信が浸かった温泉その1としては断崖絶壁を乗り越えた先にある燕温泉です。
この温泉は新潟県妙高市にある温泉で上杉謙信が隠し温泉として使われていたそうです。燕温泉は燕温泉街から徒歩十五分ほど歩いたところにありますが、この温泉までの道のりがかなりやばく、断崖絶壁を乗り越えなくてはなりません。
しかしこの苦難の道のりを越えた先にある燕温泉はなかなか普通の温泉では味わえない素晴らしい景色を堪能しながら温泉が入れるため、「燕温泉」へ行く方が多いそうです。健脚な方におすすめの上杉謙信の隠し温泉・燕温泉。
興味のある方は是非覗いてみてはいかがでしょうか。
上杉謙信が浸かった温泉その2:日本三大薬湯にも選ばれた「松之山温泉」
上杉謙信が浸かった温泉その2は日本三大薬湯にも選ばれた「松之山温泉」です。ついでに日本三大薬湯の残り二つは有馬温泉と草津温泉です。
さて上杉謙信が浸かった「松之山温泉」は、新潟県十日町市にある温泉です。この温泉は美肌効力が抜群の温泉で、非常に塩分が高いところも特徴的な温泉です。また温泉の温度はかなり高く80度を超えているそうなので、入る際は気をつけて入ってくださいね。
上杉謙信は熱いお湯の温泉が好きでこの「松之山温泉」に何度も来ていたかもしれませんね。
上杉謙信が浸かった温泉その3:上杉謙信が脚気を治療した温泉「汐の湯」
上杉謙信が浸かった温泉その2は上杉謙信が脚気を治療した際に浸かったとされる「汐の湯」と呼ばれる温泉です。
この温泉は富山県黒部市にあります。
「汐の湯」は「たなかや」さんと呼ばれる温泉旅館にある温泉で、上杉謙信と名乗る前の若き日の長尾景虎が北陸地方を偵察するために訪れた際、脚気にかかってしまいます。
景虎は夢に出てきた老人から「卯の時に外に出ればそこに白い鳩いる。その鳩に従って行き、鳩が杖の先に泊まった所を叩いてみよ。そこから出てきた霊泉に浸かればお前の病はたちどころに治るであろう」と予言を告げられます。
景虎は早速夢に出てきた老人の言う通り、卯の時に外に出ると老人が言っていたように白い鳩が待ち受けていました。景虎は白い鳩のあとを付いていくと杖の先に羽を伸ばして止まります。
景虎はすぐに杖の先で白い鳩が止まった地面を叩いてみるとあら不思議、お湯が滝のごとく湧いてくるではありませんか。景虎は老人の言う通りこのお湯に浸かると、今まで苦しんでいた脚気が嘘のように治ってしまうのです。
そして現在この長尾景虎が浸かって脚気を治したお湯こそ「たなかや」さんにある「汐の湯」なのです。この「汐の湯」は筋肉痛や打ち身、冷え性などいろいろな効能のある温泉で人気を博しています。
ぜひ興味のある方は「たなかや」さんの「汐の湯」へ行ってみてはいかがでしょうか。
戦国史ライター黒田レンの独り言
今回は上杉謙信が浸かった温泉をいくつか紹介しました。
上記で紹介した上杉謙信が浸かった温泉以外にも、新潟県魚沼郡にある「貝掛温泉」も上杉謙信が関東へ出兵した際に立ち寄った温泉として知られています。また群馬県利根郡にある「猿ケ京温泉」は上杉謙信の夢が温泉の名前の由来となっているそうです。
興味のある方はぜひ今回紹介した温泉へ行ってみてはいかがでしょうか。
▼こちらもどうぞ
上杉謙信と関羽はどちらが強いの?日中の軍神対決【if三国志】