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アメリカ、バイデン大統領「プーチンはすでに戦争に負けている」その[理由]は?

2023年7月20日


世界史02 プーチン風大統領

 

アメリカのバイデン大統領が7月13日の会見でプーチンはすでに戦争に負けていて、現実的な問題を抱えている。ここから彼はどう動くのか?どうするのか?と発言しました。いまだ激戦が続くロシア・ウクライナ戦争ですが、バイデン大統領が言うプーチンはすでに戦争に負けているとはどういう意味でしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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プーチンの戦争目的はウクライナ支配とNATO拡大の阻止

世界史01 ゼレンスキー風大統領

 

元々プーチン大統領は、ウクライナのゼレンスキー政権をアメリカやNATOの傀儡と決めつけ、NATO加盟国がこれ以上増えるのを阻止すべく侵略に踏み切りました。当初、プーチン大統領はウクライナ人はロシアに好意を持っていると何の根拠もなく信じ戦争は短期間で終わると考えていましたが、事実は正反対でウクライナ人はロシアの侵略に憤り、国民が一丸となって侵略に抵抗したのです。

世界史05b ロシアの国旗b

 

この間、ロシア軍による民間人虐殺、暴行、略奪やライフラインの破壊、子どもの連れ去り、人道支援の妨害など、あらゆる非人道的行為が世界に流布され、西ヨーロッパもアメリカもロシアのヤバさを知り、軍事的にも経済的にもウクライナに支援が集まり、早期で終わるハズの戦争は1年5か月が経過しても終わりませんでした。

 

ウクライナは奪えずNATO加盟国は増えプーチンは失敗した

世界史05a ロシアの国旗a

 

さらには、その中でウクライナはNATOに対して何度も加盟を打診、ロシアの侵略を恐れてNATO加盟を申し出る東欧諸国も増加します。つまり、プーチン大統領の戦争目的、ウクライナをロシア側に引き込んでNATOの勢力を削ぐ事は完全に失敗したのです。これが、バイデン大統領の言うプーチンはすでに戦争に負けているという意味でしょう。

 

 

すでに負けた戦争でプーチンはどう生きるか?

テレビを視聴するkawauso編集長

 

今後、状況が好転する見通しはない以上、プーチン大統領は負けている戦争を継続している事になります。しかし、ロシアがプーチン大統領の肉体の一部ではない以上、どこかで戦争を止めないといけない時が来るでしょう。バイデン大統領は現時点でウクライナのNATO加盟を第三次世界大戦に繋がるとして否定的で、停戦合意ありきとしています。バイデンはウクライナのNATO加盟に消極的に反対する事で、プーチンに恩を売り、傷が浅いうちにウクライナから引き上げて停戦合意に舵を切れとシグナルを送っているのかも知れません。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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