地元の特産品を提供し、長距離トラベラーの休憩所として利用される道の駅。現在、全国に約1200駅もの道の駅が登録されていますが、その中で「道の駅」の屋根つき駐車場でのマナー違反が増加しているようです。
屋根つき駐車場でバーベキューやキャンプ、雨宿り
法律により、道の駅の駐車場は24時間開放されています。しかし、この制度を利用して、本来身障者や妊婦のために設置された屋根つき駐車場で、バイク乗りが長時間雨宿りしたり、キャンプやバーベキュー、花火などを楽しむために利用するケースが増えています。
法的には曖昧な状況
実際、屋根つきの駐車場は、雨から身障者や妊婦を守るために設けられた場所であり、健常者がこれを不当に占有したり、他の用途に使用することは、マナー違反であることは間違いありません。しかし、一般のスーパーマーケットやショッピングモールとは異なり、道の駅の駐車場や歩行者通路は国道と同じ扱いであり、特定の利用者の制約を設ける法律は存在しません。そのため、各地の道の駅では、注意喚起を行い、悪質なケースについては警察に通報する方針を採用しています。
コミュニケーションが解決策か?
屋根つき駐車場の問題について、身障者や妊婦が利用する際に、他の利用者に声をかけてどけるよう依頼するアイデアも提案されています。しかし、これは精神的な負担がかかることがあるため、実際には難しい場合もあります。言えば譲る心ある健常者も多いでしょうが、拒否されたり非難されることも予想できるため、この問題は単にマナーだけで解決できない可能性があります。
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