ウクライナ軍前線部隊の陣地でネズミが大量発生、兵士の食料を食べたり、睡眠を妨害したりする被害が拡大しています。原因は戦争で耕作地が放棄された事による深刻な食糧不足のようです。ウクライナ軍はネズミ駆除のため捕獲用罠を前線に送って対応を急いでいますが、一番駆除効果が高いのはネコさんなのだそうです。
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食糧不足で陣地に入り込むネズミ
ウクライナ現地メディアによると、前線周辺では戦闘で農地が荒らされ、耕作が放棄されるなどしてネズミの餌が減少、冬に入って寒さが厳しさを増している事もあり、ネズミが風雪をしのぎやすく兵士の食料が保管されている塹壕に押し寄せているという事です。ネズミは兵士の食料を食べるだけでなく、通信ケーブルなど電子関連機器をかじって故障させることもあり戦争の妨げになっているようです。
ネコ戦士大出動
ウクライナ軍は市民団体と協力、捕獲用のわなや殺鼠剤などを前線の部隊に届けると同時にネズミを捕るネコも送り込んでいます。ネコはネズミを捕食しなくても遊びの一環で狩りをする動物であり、一匹のネコが一日で300ものネズミを駆除したケースもあります。ネコさんは早速、ウクライナ軍の陣地でも活躍、中にはSNSで紹介され「ネコ戦士」として有名になったネコもいて、活躍を認められ、賞を授けられたりしているそうです。
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