2022年以来、ロシア軍がウクライナ北東部のハリコフ州にある5つの集落を制圧したと、ロシア国防省が5月11日に発表しました。ハリコフ州は、ロシアの西に位置するベルゴロド州に接しており、現在、激しい攻防戦が続いています。
ロシアがウクライナ北東部で新たな戦端を開く
ロシア軍が5月10日にハリコフ州の国境地帯で新たな進出を果たした際には、ウクライナ軍が反撃を試みました。ウクライナのシルスキー総司令官は、ゼレンスキー大統領に対し、前線全体で激しい戦闘が繰り広げられていると報告しました。ハリコフ州とベルゴロド州の国境線が実質的な「前線」となり、両国の砲撃戦が展開されています。
ハリコフ州を緩衝地帯としたいプーチンの狙い
この攻勢により、住民の避難が加速しており、2022年以来の大規模な侵略の兆候も見られます。ロシアのプーチン大統領は、今年3月に、ロケット砲の攻撃を回避するためにハリコフ州を「緩衝地帯」として占領する計画に言及しており、今回の動きはその実行に関連している可能性があります。情報によれば、ロシア軍の攻勢はウクライナ軍を国境から10キロ離すことを目的としています。
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