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中国に抗議以上の対応必要、南シナ海問題で[フィリピン大統領]


世界史03 習近平風国家主席

 

 

フィリピンのマルコス大統領は6月27日、中国海警局船の衝突で自国軍兵が重傷を負った南シナ海の事件について、中国の「違法行為」への抗議のみならず、それ以上のことをする必要があると指摘しました。エスカレートする中国の違法行為に対し釘を刺す狙いがあると考えられます。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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発砲ではないが重大な違法行為

軍艦(明治時代)

 

マルコス大統領は、6月17日に南シナ海で中国海警局船の衝突でフィリピン将兵が重傷を負った事について触れ、中国海警局の行動は発砲はないため武力行使とは言えないが、フィリピン軍の補給を妨害する意図的行動だと非難しました。そして、これまでも中国当局には百回以上の抗議を繰り返してきたが、今後はそれ以上の事をする必要があると中国側を牽制しています。

 

 

フィリピン国防相はアメリカと電話対談

バイデン大統領風大統領 アメリカ

 

 

今回の事件を受けてフィリピンのテオドロ国防相とアメリカのオースティン国防長官は電話対談。アメリカ防総省は「国際法が許す限り、安全かつ責任をもって飛行、航行、作戦をおこなう権利を全ての国が守る事の重要性について話し合った」と発表し中国を暗に非難しました。

 

 

領土問題には介入したくないアメリカ

世界史04b アメリカの国旗

 

 

もっともアメリカとしては、フィリピンと中国の領土問題に介入する事には消極的でロムアルデス駐米大使は領有問題の解決ではなく、緊張緩和のための協議を中国当局に申しいれたと明らかにし、来月初めにもフィリピンと中国間で会談が実現する事を望んでいると述べています。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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