戦争に負ける事を敗北と言います。この敗北の北とは方角ではなく、2人の人間が相手に背を向けている様子を意味します。ここから、敵に敗けて背を向けて逃げる敗北という言葉が誕生しました。
ところで、三国志の時代の負けには2種類あるってご存知でしたか?
この記事の目次
三国志時代の2種類の負け方
三国志の時代には、利を失うと敗北の2種類の負けがありました。利を失うは公平に見てこちらの分が悪い時、敗北は拠点を失うとか兵が壊滅するような致命的な負けを意味します。
そのため、利を失うと敗北で処罰にも違いがあり利を失うだと降格処分で済むものが敗北だと処刑されるなどなかなかシビアでした。
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敗北した将軍の待遇
将軍には大軍を率いる絶大な権限が与えられる代わりに、敗北した時には当人ばかりではなく、一族まで罪に問われ、奴隷に落されるなど一蓮托生の部分がありました。
【参考文献】
篠田 耕一「三国志軍事ガイド」新紀元社 (1993/11/1)
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