Zzzz……
♪~~♪♪~~!!
(着メロの音)
……ハッ!!
どうやら眠っていたらしいな。
kawauso氏に沖縄まで呼ばれて東京に帰って、その勢いのまま記事原稿を
書いていたらいつのまにか寝落ちをしていたみたいだ。
(1周年記念企画:【取り扱い注意!!】はじさんの中の人、kawausoがリアルに登場)
それにしても、こんな真夜中にメールとか、迷惑だな。
いったい、誰からだ?
なんだ、こりゃ?
どういう意味だ?
……いや、考えるまでもないな。
こんなメールを送ってくる人物は一人しか思い浮かばない。
「もしもし?」
『どうも、石川です』
「やっぱりそうでしたか……今何時だと思ってるんですか?」
『いやあ、申し訳ない……ちょっと、お話したいことがありましてね。明日の10時、歌声喫茶マッハ軒でお待ちしていますから』
「あ、ちょっと」
『プツッ……ツーツーツー』
「あ、くそっ、切られた」
明日は予定があるんだが……。
でも、言い出したら聞かない人だからなあ。
やれやれ、行くしかない……か。
【ワンポイントアトバイス】
・実はメンバー最年長
・高校生の頃まで歴史は嫌いだった
・「はじさん」の世界を構築しているのは、あくまでKawauso様の記事とイラストレーター様のゆるいイラスト。
・石川がライターとして参入した2015年1月にはすでにこの世界が構築されており、そこに立ち入る隙がないことに困惑した。
翌日。
ここが石川氏の指定してきた店、か……。
さて、石川氏はどこかな……?
おとぼけ「お、いたいた」
石川 「Zzzz……」
おとぼけ「石川さん、石川さん?」
石川 「Zzzz……」
おとぼけ「起きろっ!!」
石川 「……はっ!? こ、ここはどこだ?」
おとぼけ「どこもなにも、あなたが指定してきた店でしょ?」
石川 「そうだった……いやあ、あんな時間に電話してくるから、寝不足でしてねぇ」
おとぼけ(あんたが電話しろと言ってきたんだろうに)
おとぼけ「ところで、話したいというのは何の……」
石川 「まぁまぁ、まずは駆けつけ三杯と言うじゃないですか。
慌てる古事記は大化の改新で中大兄皇子が宮中で四回点トーループを決めた瞬間、世界は核の炎に包まれたんですよ」
おとぼけ(なにを言ってるんだ? この人……)
石川 「それにしても、今年の夏は暑かったですねぇ。
路面のアスファルトが溶けかかってたもので、靴を一足ダメにしましたよ」
おとぼけ「ま、まあ……確かに暑かったですよね」
石川 「思い起こせばそう、今から20年前、当時の私は一介のサラリーマンでした」
おとぼけ「……はぁ」
石川 「その年の夏も暑くてね、飛び込み営業していた私はこう、立ったまま気を失ったみたいで……」
おとぼけ(……なんの話だ?)
石川 「……Zzzz」
おとぼけ「寝るなっ!!」
石川 「……はっ!? こ、ここはどこだ?」
おとぼけ「どこもなにも、あなたが指定してきた店でしょ?」
石川 「こんなところに呼び出して、一体なんのつもりだ!?(怒)」
おとぼけ「ちょ、なんなんです!?」
石川 「そもそも現実と虚構の違いはないということこそが問題なんだよ。君。その二つを隔てているのはただ己の認識であり、つまるところ私が私自身の現実を生み出している以外のものではないということを前提としない限り、この話は永遠にループするしかないという、このジレンマをどうして理解しないのだ!?」
おとぼけ「だから、何の話をしてるんですか!?」
石川 「……なんの話って?」
おとぼけ「だーかーらー!! あんたが一方的に話をしてるだけでしょうに」
石川 「うん、そうだった、そうだった……」
おとぼけ(まったく、面倒くさい人だなあ……)
石川 「……Zzzz」
おとぼけ「寝るなっ!!」
石川 「……はっ!? こ、ここはどこだ?」
おとぼけ「……もうそれはいいですから。そろそろ本題に入りません?」
石川 「本題? ……ああ、そうでした」
おとぼけ(……やっと話が始まるかな?)
石川 「……それはそうと、『はじめての三国志』が今月で一周年ですって?」
おとぼけ「ええ、そうなんですよ」
おとぼけ「まあ、それはそうと……」
石川 「どうかしましたか?」
おとぼけ「どうか、じゃないですよ。そもそも、何か話したいことがあるからって、ここに呼び出したんじゃないですか?」
石川 「おっと……『はじさん』の話題で思わず忘れるところだった」
おとぼけ「まったく、しっかりしてくださいよ」
石川 「いやあ、申し訳ないです。実は話というのは……」
おとぼけ(……あれ? 目の前が急に暗くなって……)
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Zzzz……
♪~~♪♪~~!!
(着メロの音)
……ハッ!!
どうやら眠っていたらしいな。
kawauso氏に沖縄まで呼ばれて東京に帰って、その勢いのまま記事原稿を
書いていたらいつのまにか寝落ちをしていたみたいだ。
それにしても、こんな真夜中にメールとか、迷惑だな。
いったい、誰からだ?
なんだ、こりゃ?
どういう意味だ?
……いや、考えるまでもないな。
こんなメールを送ってくる人物は一人しか思い浮かばない。
「もしもし?」
『どうも、石川です』
「やっぱりそうでしたか……今何時だと思ってるんですか?」
『いやあ、申し訳ない……ちょっと、お話したいことがありましてね。明日の10時、歌声喫茶マッハ軒でお待ちしていますから』
「あ、ちょっと」
『プツッ……ツーツーツー』
「あ、くそっ、切られた」
明日は予定があるんだが……。
でも、言い出したら聞かない人だからなあ。
やれやれ、行くしかない……か。
おとぼけ「……待てよ、確か前にも同じようなことがあった気が……?」
(終)
はじめての三国志1周年企画:番外編
※2015年11月15日で、はじめての三国志は1周年を迎えました♪
東京都内某所にて撮影。
終始意味の分からない撮影となった。
出演者:おとぼけ
出演者:石川克世
カメラマン:平原 歩惟
おとぼけ:「石川さん、こんな無茶ぶりな撮影に付き合ってくれてサンキューでーす」
石川:「もう、嫌でした。どうせタイトルもおかしなタイトル付けるんでしょ」
今後もはじめての三国志の応援よろしくお願いします。
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