興収10億円突破!映画『関ヶ原』岡田准一の見どころと辛口批評するよ!

2017年9月12日


 

 

はじめての三国志の読者の皆様こんばんわ。

黒田レンです。

今回は8/26から放映され、

いま話題の注目されている司馬遼太郎(しばりょうたろう)原作・関ヶ原を見てきましたので、

まだ行っていない読者の皆さんに見どころをご紹介したいと思います。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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劇場版・関ヶ原の注目ポイントその1:激しい戦闘シーン

(写真引用元:関ヶ原パンフレットより)

 

劇場版・関ヶ原を黒田レンが見て感じた注目ポイントその1は、リアルに再現された関ヶ原の戦いの戦闘シーンと言えるでしょう。

東軍の軍勢の槍隊と西軍の槍隊がぶつかり合って戦うシーンや

騎馬隊同士の突撃などかなりリアルに再現されています。

また史実では石田三成が関ヶ原の戦いで大砲を東軍めがけてぶっぱなしておりますが、

このシーンもリアルに再現されており凄まじい轟音と共にとてつもない破壊力を見せつけています。

レンは大砲の発射された時の轟音を聞いてびっくりして度肝を抜かれました。

もし関ヶ原がDVD化され家で鑑賞しても感じることのできない臨場感を味わうことが、

出来るでしょう。

 

劇場版・関ヶ原の注目ポイントその2:リアルに再現された方言

(写真引用元:関ヶ原パンフレットより)

 

劇場版・関ヶ原を黒田レンが見て感じた注目ポイントその2はリアルに再現された方言です。

豊臣秀吉は尾張(おわり)を領土としていた

織田信長(おだのぶなが)に仕えたての頃に結婚した寧々(ねね)。

寧々と秀吉の夫婦仲はかなり円満で豊臣秀吉として天下統一した後も、

尾張の方言でベラベラと喋っていたそうです。

寧々は劇場版・関ヶ原にも登場しています。

寧々は加藤清正(かとうきよまさ)と

五大老・第一位の実力者徳川家康(とくがわいえやす)の三人で語り合っているシーン。

このシーンで寧々は清正・家康二人に対して尾張の方言で二人に話しかけているのですが、

しっかりと当時の方言を話しており当時の状況をリアルに再現しておりました。

またドリフターズの主人公・島津豊久(しまづとよひさ)が石田三成と口論するシーンでは、

豊久が薩摩弁で石田三成をまくし立てているのですが、

豊久が言っているのか全くわかりませんでした。

しかし当時の薩摩の方便は他国の者ではほとんど理解することができないと言われていました。

そのためレンの私見ですが、当時の薩摩の人々が話していたとされる、

薩摩弁のリアリティを追求した結果が上記のシーンであったのではないのでしょうか。

かなり細かい見どころですがこういった方言にも力を入れてリアルさを追求している点に

注目してみるとかなり面白いのではないのでしょうか。

 

劇場版・関ヶ原の注目ポイントその3:関ヶ原の戦いを新たな視点で描いている

(写真引用元:関ヶ原パンフレットより)

 

劇場版・関ヶ原の注目ポイントとしては、関ヶ原の戦いを新たな視点で描いている点です。

関ヶ原の戦いの序盤は東軍よりも優勢な兵力を有していながら、

実働稼働数の点では東軍よりも少ない西軍の方が有利に戦いを運んでおりました。

そして戦いが始まってから数時間しても東軍は数で優っているにも関わらず、

西軍の奮戦の為勝利をもぎ取ることができませんでした。

その為史実では、徳川家康は直属の鉄砲隊へ命じて、

西軍に属していた小早川秀秋(こばやかわひであき)の陣営に対して威嚇射撃を敢行。

秀秋は家康直属の鉄砲隊の威嚇射撃を受けてビビってしまい西軍から東軍へ寝返り西軍に攻撃。

この秀秋の寝返りによって西軍は総崩れとなってしまい主将・石田三成は逃亡。

その他西軍諸将の軍勢も壊滅。

こうして東軍は関ヶ原の戦いに勝利することができました。

劇場版・関ヶ原も結果的に小早川秀秋は西軍から東軍へ寝返りますが、

劇場版関ヶ原では秀秋が西軍から東軍へ寝返った理由が、

史実と違っているのです。

小早川秀秋の寝返りの経緯を史実とは違いどのように描いたのか。

面白い解釈だったので注目するべきポイントと言えるでしょう。

ぜひ劇場へ足を運んでみてください。

 

戦国時代ライター黒田レンの独り言

 

黒田レンは関ヶ原の原作を何十回も読んでいるためかなり厳しい目で、

劇場版・関ヶ原を拝見しました。

上記は見どころですがここを取り上げればもう少し盛り上がったのに残念と思う箇所が、

何箇所かありました。

残念だと思う箇所の一例としては鳥頭坂(うとうさか)の戦いを取り上げなかった事です。

この戦いは関ヶ原の戦いに参加していた島津家の退却戦であり、

関ヶ原の戦いの本戦に負けない位に盛り上がる場面だと思います。

限られた時間の中でしか表現できないのが映画の欠点ですが、

もし鳥頭坂の戦いを取り上げていれば、

もう少しどころかなり盛り上がっていたのではないのかなとレンは思いました。

しかし原作を読んでいない方の方が楽しくドキドキしながら、

劇場版・関ヶ原を見ることが出来ると思います。

まだ見てないな方はぜひご覧あれ!!

 

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映画「関ヶ原」の予告ダイジェスト

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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