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第7話:袁術くん「アファメーション」で願いを叶える方法を学ぶ

2018年9月25日


 

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袁術くん

 

「何をしても自分はきっと成功しないだろう」とか

「緊張するから必ず失敗する」といったネガティブな発言で、

自分にブレーキをかけている人はいませんか?

発する言葉は、潜在意識に働きかける重要な力を持っているのです。

 

この記事を読み終わる頃には、あなたは人生をポジティブに

歩むことができる方法をひとつ手に入れています!

 

※このお話は、三国志に登場する袁術(公路)が、

21世紀のビジネスシーンで支持されている様々な「自己啓発」のやり方を学び、

実践していく物語になっています。

やや、21世紀風のセリフ回しになっている部分はご了承ください。

 

関連記事:第1話:袁術くん、ポジティブになるために「リフレ―ミング」を学ぶ

関連記事: 第2話:袁術くん、将来に希望を持つために「自己肯定感」を高める

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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袁術くん、盧植の紹介で王允を訪ねてモデリングしてみる

王允を訪ねてモデリングしてみる

 

袁術くんは、四世に渡り三公を輩出したという超超名門である汝南袁氏に生まれました。

父の袁逢は三公の中の司空に就いたことがありましたが、

すでに病没し、この世を去っています。

 

袁術くんは、尚書の盧植より自己効力感の高め方について学び、

そこで、王允という人物をモデリングしてみることを勧められました。

 

王允、字は子師。幷州太原郡の名門・王氏の出身で、悪事を行う官吏を処刑したり、

豫州刺史として黄巾の賊を撃破するなどの活躍をして名声が知られるようになりました。

 

しかし、宦官の親玉である張讓に睨まれ投獄され、

釈放されてからも暗殺から逃れるために改名して、

盧植に保護されている状態です。

つまり無職ということになります。

 

「おうおう、キミが噂の袁術くんか。ウム、予想していた通りの容姿だな」

 

王允は袁術くんに会うなり、元気よくそう声をかけてきました。

袁術くんの容姿については良いとも悪いとも言いません。

 

「尚書様より、自己肯定感を高める方法についてご指南いただきまして、

そこで志の高い人物である豫州刺史様をモデリングするのが良いとのことで、

本日はお時間いただきました。宜しくお願いいたします」

 

王允はすでに豫州刺史の任を解かれていましたが、

袁術くんとしては無官とはいえ目上の王允をなんて呼んでいいのかわからず、

豫州刺史様と以前の官職で呼ぶことにしたのです。

 

「ほう。それは随分と高く評価されたものだな」

 

王允は袁術くんの目をじっと、優しく見つめてきます。表情には微笑みが絶えず、

背筋が伸び、堂々とした佇まいですが、虚勢などはまったく感じられません。

動くときは機敏で、活力に満ち溢れていました。

 

(なるほど、この仕草や言動を真似していけば、確かに自信が持てそうだ。

しかし、尚書様は、その心情まで真似るようにおっしゃっていたが、
それはどうすればいいのだろうか?)

 

そんな袁術くんの心の内を察したのか、王允の方が先に口を開きました。

 

「自信をつけるという願いを叶えたいのであれば、ひとつ良い方法がある。

私が毎日行っている「アファメーション」というものだ」

 

「興味あります。ぜひご教授お願いします」

 

 

 

アファメーションとは何か

アファメーションとは何か?袁術

 

「アファメーションという言葉を聞くのは初めなのですが」

 

「アファメーションとは、肯定的な宣言という意味だよ」

 

「肯定的な宣言ですか?」

 

「そう。ちなみに袁術くんは、虎賁中郎将の官位を得たそうだが、

ここで目標や意気込みを宣言してみたまえ」

 

「え?はあ…… そうですね。統率力はないのですが、的確な仕事はしていきたいですね」

 

「この場合、統率力はない、というのが否定的な表現なので、これだと肯定的な宣言とは言えないな」

 

「そうですか」

 

「人間は一日の時間の80%はネガティブな思考をしている。

このネガティブな思考や言動が、さらにネガティブを引き寄せることになるんだ。

だからアファメーションには肯定的な表現しか使わない

 

「なるほど。そう言われてみると、僕は否定的な表現をよく用いる傾向があります」

 

「アファメーションは一種の強烈な自己暗示なんだ。

それを毎日、自分に言い聞かすことで、自分はそうなのだと、

潜在意識レベルまで認識するようになる。そこには否定的な表現は無用だ」

 

「それでは豫州刺史様は、どのような肯定的な表現を毎日されているのですか?」

 

「私か?私はこの国の繁栄に貢献している!!とアファメーションしている」

 

「はあ。この国の繁栄に貢献している……」

 

「なんだ不満気だな。黄巾と張讓が密かに通じていたことを弾劾したのも、

この国の繁栄のため。姓名を変えて、盧植殿に匿ってもらい、

こうして好機をうかがっているのも、この国の繁栄のため」

 

(これが、王允様の心情か。この志あっての、表情であり、言動というわけなのか)

 

「私は充実した毎日を送っている、でも構わないし、私は幸せだ、でも構わない。

アファメーションをする時のポイントは、現在形で表現すること

今を否定し、新しい未来を希望するようなことはしない」

 

 

アファメーションの手順

アファメーションの手順と袁術

 

「現在形ですか。例えば、将来は三公の一角を担う司徒に昇進する、

という宣言では不十分ということですね」

 

「そうだな。その場合、私は司徒に昇進する道を歩んでいる、というような表現になる」

 

「アファメーションには手順のようなものがあるのですか?」

 

「まずは自分がどうなりたいのか、それをしっかりイメージすること

イメージが固まったら、それを言葉にし、書いて文章化する

イメージするよりも、文章化した方が、より強く潜在意識に働きかけることができる」

 

「なりたい自分をイメージ⇒文章化ですね」

 

「そしてそれを口に出す。ここでのポイントは自分の目を見つめて宣言することだ。

水面に自分の顔を浮かべ、そこで宣言してもいいし、鏡を使ってもいいだろう。

朝晩の一日2回、ハッキリとした口調で行うことが大切だ」

 

「毎日2回、宣言するのですね。難しいことではありませんね。

他人に聞かれると、少し恥ずかしいですが」

 

「さらにポイントを付け加えると、必ず一人称の私は~から始めること

長い文章は適していない。出来る限り短い文章にまとめること

毎日宣言することだからな。シンプルな方が宣言もしやすいだろう」

 

「ぜひ、僕も今日から実践していきます。

言葉はまだはっきりきまっていませんが……」

 

「ほう。四世三公の名門・袁氏の出にしては随分と素直だな。

素直に他人の声に耳を傾け、そのアドバイスを参考にする姿勢は立派だ」

 

「本日はご教授ありがとうございました!」

 

 

 

「アファメーション」で願いを叶えるのまとめ

「アファメーション」で願いを叶えるのまとめ

 

「ひとつだけ忠告しておくが、アファメーションは継続してこそ効果を発揮する。

一日、二日ぐらいで投げ出すんじゃないぞ」

 

「豫州刺史様は、どのくらいの期間、このアファメーションを続けていらっしゃるのですか?」

 

「私はもう20年になる」

 

「20年間変わらぬ言葉を宣言し続けているのですか?」

 

「そうだ。アファメーションは、通常では一週間続けると、表情や行動が変わってくる

自分の可能性にブレーキをかけていた状況から抜け出すのに、2ヶ月

そして願いを叶えるまでに3年かかると言われている」

 

「3年ですか」

 

「あくまでも目安だがな。私は20年続けているが、まだ道半ばだ。

願いの内容にもよるのだろう。果たして袁術くんがどんな願いを宣言するのか、

それは将来、キミがどのような人物に成長するのかで見届けさせてもらおう」

 

   

 

結論

 

・アファメーションとは

・願いを叶えるための、肯定的宣言。

・毎日継続して宣言することで、潜在意識にも強く認識させ、心の中のブレーキを外す。

 

・アファメーションの手順

・私は~から始め、現在形の短い言葉で表現する。

・朝晩自分の目を見つめて、はっきりと宣言する。

 

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