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王允(おういん)ってどんな人?中華を救うべく董卓暗殺に成功するも…残念な結末を迎える

この記事の所要時間: 812




 

後漢王朝は宦官が権力を握り、有能な人材を排斥した事による政治の乱れと

皇帝が散財した事が原因で徐々に乱れ、霊帝(れいてい)の時代になると黄巾の乱が勃発し、

大いに中華の国が乱れていきます。

 

董卓えらそう 独裁

 

黄巾の乱は各地の実力者と漢軍によって討伐されますが、

漢の国の乱れは治りませんでした。

その後漢は董卓(とうたく)が権力を握った事で、政治が乱れていきます。

漢の国がこのままでは滅んでしまうと思った王允(おういん)は、董卓殺害を計画。

この計画は見事に成功し、王允を主導とした新しい漢の政治が運営を行うはずでしたが、

彼は董卓暗殺から2ヶ月後に亡くなってしまいます。

なぜ彼は董卓暗殺から2ヶ月でなくなってしまったのでしょうか。

彼の生涯を追いながら調べてみました。

 

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名士から認められた才能

 

王允は太原郡出身の人です。

彼は幼少期から自らをしっかりと律し、人としての正しい道を歩むため、

不正や曲がったことが大っ嫌いな性格でした。

儒者として天下に名を馳せていた名士・郭泰(かくたい)は、

実家である太原に帰ってきた時、王允と会う機会があり現在の漢王朝や時勢について、

色々と話をします。

彼は王允と別れた後、知り合いに王允について聞かれます。

すると彼は「あの青年は一日千里を走り、王佐の才を持っている。

成長すれば必ず漢王朝にとって必要な人材へ育つことだろう。」

と評価を下します。

王允は天下の名士からこのような高評価をしてくれたことに驚きを隠せませんでしたが、素直に喜びます。




立身出世のきっかけとなった黄巾の乱

暴れる黄巾党008

 

王允は黄巾の乱が勃発すると、豫州刺史(ようしゅうしし)に任命され、

黄巾討伐を命じられます。

彼は軍勢を率いて出陣すると孔子の子孫である孔融(こうゆう)

荀彧の叔父で名士として天下にその名声を轟かせている荀爽(じゅんそう)ら

を部下に加えて、黄巾賊の武将を討ち取ります。

こうして彼は、豫州の平穏を取り戻しますことに成功しますが、

この討伐戦の時に中常侍筆頭である張譲(ちょうじょう)が黄巾賊に

内応する手はずを整えたとの内容が書かれた書状を手に入れます。

彼はこの書状を手に入れるとすぐに皇帝である霊帝に報告します。

しかしこの報告によって彼は絶体絶命の危機に陥ることになります。

 

生死の境に陥る

 

張譲は黄巾賊に出した内応書が王允の手によって、

霊帝が渡ったことを知ると急いで宮殿へ赴き、

霊帝に何度も何度も頭を下げて謝り続けます。

霊帝は張譲が必死に謝ってくる姿を哀れに思い、

彼の罪を許して今まで通り仕えるように命じます。

こうして霊帝からの許しを得た張譲は王允に恨みを抱き、

彼に無実の罪を着せて牢獄へ放り込みます。

王允は同僚から「このまま、張譲から色々と恥ずかしい思いをさせられ、

いたぶられ、辱めを得るくらいなら、自殺したほうがいいのではないのか」と

説得されます。

しかし王允は「私には罪を得るような事を何もしていない。

それなのになぜ私が自殺をせねばならないのだ。」と同僚に語ります。

こうして獄舎の中のつらい生活に耐え忍びますが、

彼は次の牢獄場所へと連れていかれます。

 

当代の名士達が、王允の命乞いを行う

 

王允が牢獄生活を行っている間、漢の朝廷では大将軍・何進(かしん)をはじめとして、

袁紹の叔父で、大尉の高官の位に就いていた袁隗(えんかい)などの高官が、

彼の命を助けようと、霊帝に懇願。

霊帝は彼らの必死な懇願を受け入れます。

こうして王允は彼らの懇願によって二年ぶりに牢獄の外へ出ることができましたが、

宦官によって再び狙われる事を恐れたため、

朝廷に戻ることしませんでした。

彼は朝廷に戻らずに、

各地を旅行し民衆の現状や民衆目線で見た各地の政治の状況を確かめることで、

自らの見識を高めて行きます。

【次のページに続きます】




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