英雄の死因
本能寺の変特集




はじめての三国志

menu

西郷どん

前原一誠が越後で行ったびっくりの善政とは?

前原一誠



前原一誠

 

前原一誠(まえばらいっせい)と言えば、

不平士族のリーダーとして萩の乱を起こし、

処刑された人物として有名です。

しかし、戊辰戦争に加わっていたことや

吉田松陰(よしだしょういん)の仁政を実践していたことについてはあまり知られていません。

 

この記事では、

前半で北越戊辰戦争における前原の役割について取り上げます。

後半では、前原が越後判事として行った仁政について取り上げます。

 

西郷どん全記事一覧はこちら

関連記事:吉田松陰はテロリストなの?それってホント?

関連記事:吉田松陰の「草莽崛起論」とはどんなもの?分かりやすく解説

 

 

前原一誠、北越戊辰戦争!

前原一誠、北越戊辰戦争!

 

前原一誠は長州藩高杉晋作(たかすぎしんさく)らと挙兵して藩の権力を奪います。

藩の権力を奪うと、討幕に向けて動きます。

 

1868年から始まった戊辰戦争で、

前原は北越戦争に加わります。

北越戦争では長岡城の攻略に成功し、

明治新政府では賞典禄600石を賜りました。

 

 

前原一誠の越後での政治活動「仁政」

前原一誠の越後での政治活動「仁政」

 

まず、仁政について取り上げます。

前原一誠は松下村塾の塾生でした。

前原は松下村塾で吉田松陰から人に優しい政治(仁政)を教授されました。

 

長岡城を攻略した後、

越後判事として仁政を実践します。

最初に、戊辰戦争時とその後の越後について取り上げます。

 

北越戦争は長岡藩の激しい抵抗により激戦地となりました。

長岡藩では多くの建物が焼失しただけでなく、

新政府軍は地域から物資と人員の徴発・動員も行われていました。

 

このことに対して、

新政府軍に対して一揆や騒動が相次いで起こりました。

戊辰戦争とほぼ同時期に新潟県内で洪水も起こりました。

次に、新潟県内で一揆・反乱と洪水がこったことに対して、

明治新政府はどのように対処したのでしょうか。

 

新政府は民政の重要性を認識したうえで、

民政と軍事を分離する政策をとります。

前原一誠は判事として仁政を実践します。

 

仁政として年貢を半減します。

年貢の半減に対して、

明治政府が財政難であるために

大隈重信(おおくましげのぶ)江藤新平(えとうしんぺい)らが反対する書状を前原一誠に送りましたが、

(おく)することなく実行しました。

 

【攘夷魂!テロに走ったサムライ達】
俺達尊攘派

 

信濃川の治水工事、費用はどうする?

信濃川の治水工事

 

前原一誠は年貢の半減という仁政を実行しました。

越後では信濃川が氾濫を起こしていました。

前原は仁政のために信濃川の治水工事を計画します。

 

しかし、信濃川の治水工事については明治政府の了解を得ることができませんでした

明治政府は財政難であるために

治水工事の資金を捻出することができなかったと考えられます。

 

中央政府からの目線で、前原を考えてみよう

中央政府からの目線で、前原を考えてみよう

 

1869年、山口藩では奇兵隊など諸隊を解散させる命令が出されました。

この命令に対して諸隊にいる武士が反乱を起こしました。

前原は穏便な処置を試みましたが、

木戸孝允(きどたかよし)ら明治政府は武力で討伐しました。

 

この反乱を起こした元諸隊にいた隊士は戊辰戦争を戦っていましたが、

明治政府になってから戊辰戦争に対する戦功としてわずかな報奨金しかもらえず、

使い捨てにされました。

 

前原一誠は国民皆兵で木戸孝允らと対立し、

明治政府を去りました。

明治政府を去って萩に帰ると、

不平士族からリーダーとして担ぎ出され、

萩の乱を起こしました。

 

萩の乱の後、江藤新平による佐賀の乱、

神風連の乱、西南戦争と不平士族の反乱が起こります。

 

明治政府から見て、

士族をどのように見ていたのでしょうか。

明治政府は財政難であったことから財政再建のために経費を削減しなければなりません

経費を削減するために廃藩置県や秩禄処分(士族の給与の支給廃止)など改革を断行します。

士族の特権を奪うことになり、

結果として士族の反乱につながったと考えられます。

 

幕末ライターオフィス樋口の独り言

幕末ライターオフィス樋口の独り言

 

今回は前原一誠の越後での仁政について取り上げました。

前原は吉田松陰の教えである「仁政」のため、

何かしなければならないと考えたのかもしれません。

 

年貢の半減は実行できましたが、

信濃川の治水工事については実行できませんでした。

前原が明治政府にいたときに士族の特権を奪う改革をしたことで、

仁政を重んじる前原にとって耐えられなかったのかもしれません。

 

前原一誠は士族から人柄を評価され、

不平士族の反乱のリーダーに駆り立てられたのかもしれません。

今後、前原一誠の人柄について注目したいと思います。

 

西郷どん:全記事一覧はこちら

関連記事:吉田松陰の名言を解説「諸君狂いたまえの意味とは?」

関連記事:吉田松陰の辞世の句は3つあった!松陰最期の日の心境に迫る

 

【あなたの知らない新選組の姿がここにある!】
新選組

 

オフィス樋口

オフィス樋口

投稿者の記事一覧

自己紹介:フリーランスで予備校の講師をしています。
歴史が好きで、予備校では主に日本史を指導しています。
センター試験の点数を40点台から80点台に伸ばした実績があります。

好きな歴史人物:徳川慶喜(理由:多趣味であることが共通しているから)

関連記事

  1. 幕末極悪な尊攘派志士と正義の新選組 原田左之助とはどんな人?池田屋事件での逸話や薄桜鬼での原田左之助…
  2. 岩倉具視 岩倉具視の性格や出身は?ヤモリと呼ばれた男の生涯
  3. 井伊直弼と直虎の関係性は?直虎は先祖なの?
  4. 井伊直弼は井伊直虎の子孫なのか?大河をまたいで続く井伊家
  5. 沖田総司 幕末 沖田総司とはどんな人?本当にイケメンで彼女はいたの?
  6. 【橋本左内の名言】人生に迷ったあなたに贈る魂の言葉6選
  7. 幕末 大砲発射 河井継之助とはどんな人?近代日本を進めた改革者
  8. 橋本左内と吉田松陰、二人の天才が残した功績とは?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 司馬朗と司馬防
  2. 三国志に出てくる海賊達と甘寧
  3. 三国夢幻演義バナー 龍の少年
  4. 服部半蔵

おすすめ記事

  1. 三国大戦スマッシュ!(さんすま)とはどんなアプリゲーム?
  2. 馬超が曹操に仕えていたらどうなったの?馬超vs関羽の軍事衝突の可能性も!
  3. 周瑜の遺言が名文すぎて泣ける周瑜爆ageキャンペーン 周瑜、陸遜
  4. 郭淮の行動が司馬懿政権を崩壊させたかも知れないってほんと!? 愛妻家の魏の将軍、郭淮
  5. 呂布だけじゃない!こんなにいる董卓の優秀な側近4選 曹茂
  6. 呉の家臣団の組織関係が孫策時代と孫権時代が全く違い面白い 呉の周瑜、孫策、程普

三國志雑学

  1. 司馬徽と劉表
  2. 後悔する孫権
  3. 袁家をイジメる董卓
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 卑弥呼
  2. 孔明 耳で聞いて覚える三国志
  3. 真田丸 武田信玄

おすすめ記事

呂布に暗殺される董卓 これは意外!董卓が殺されたのは并州人 vs 涼州人の対立の結果? 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース23記事【10/10〜10/16】 徳川家を守った篤姫 篤姫の役割とは? 江戸時代の将軍の正室の役割を考える! kawauso編集長のぼやきVol.32「本格レストラン」 馬良って何した人だっけ 夷陵の戦いでの馬良、不思議と正史と三国志演義の扱いが違う理由 【諸葛恪の栄光と破滅】最初の成功が人生を狂わせた呉の最高指導者 呂布に殺害される丁原(ていげん) 丁原(ていげん)とはどんな人?天下無双の豪傑でもあり呂布パパ 愛馬に乗る張遼 張遼ってイケメンだったの?【張遼好き必見】

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“水滸伝"

“三国志人物事典"

PAGE TOP