金栗四三の失敗が日本マラソンの原点となった


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日射病で失神する金栗四三 いだてん

 

金栗四三(かなくりしそう)は日本人初のオリンピックに参加したマラソン選手で、マラソンの父と言われています。日本人で初めてオリンピックに参加した金栗ですが、失敗に終わりました。今回の記事では、オリンピックの失敗からマラソン界の発展を目指した金栗四三について取り上げます。

 

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マラソンの父・金栗四三の失敗とは?

金栗四三 いだてん

 

金栗四三は1891年に現在の熊本県玉名市に生まれました。『箱根駅伝を考えた金栗四三』によれば、最初にオリンピックに参加したマラソン選手で、高地トレーニングなど当時の日本では最新のトレーニングを導入しました。日本のマラソン界の発展に貢献し、金栗のことはマラソンの父と言われています。

 

金栗四三は1912年のストックホルムオリンピックに日本人として初めて参加しました。マラソン選手として参加しましたが、レース途中で日射病が原因で意識を失い倒れました。現代のマラソン大会なら近くにいる大会運営に棄権を伝えばよいのですが、当時のストックホルムオリンピックの場合、運営に棄権がうまく伝えられませんでした。「競技中に失踪し行方不明」という記録になりました。

 

金栗は、1967年にストックホルムオリンピック開催55周年を記念する式典に招待されました。式典において、金栗は54年8か月6日5時間32分20秒3という記録でゴールしました。このとき、第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了しますというアナウンスがされ、このアナウンスは有名になりました。

 


 

日本のマラソンの発展を目指して

マラソン日本代表として走る中村勘九郎 いだてん

 

金栗四三はストックホルムオリンピック以降のオリンピックには出場していません。マラソン界の発展を目指すために活動しました。

『箱根駅伝を考えた金栗四三』によれば、金栗は正月の風物詩となっている箱根駅伝を考案した人物として知られています。箱根駅伝ができた経緯は次の通りです。

1917年の駅伝の始まりといわれている東海道駅伝徒歩競走で、金栗は関東組のアンカーとして出走しました。この駅伝は関西組と関東組に分かれ、約508キロを23区間に分けて走りました。

 

東海道駅伝徒歩競走は1917年の1回限りでしたが、金栗は日本初のオリンピック選手でマラソン選手としての経験を生かして、長距離走とマラソン選手の育成に力を入れました。

 

箱根駅伝は東海道の宿場を参考にしたと考えられます。1日目、走者が襷を鶴見(川崎宿)・戸塚(戸塚宿)・平塚(平塚宿)・小田原(小田原宿)で引き継ぎ、ゴールである箱根宿を目指します。2日目、箱根宿をスタートして東京都の大手町を目指して襷を引き継ぎます。

 

箱根駅伝は関東の大学の陸上部に所属している学生が出場しています。箱根駅伝に参加選手の中には、マラソンのオリンピック代表選手がいます。『箱根駅伝を考えた金栗四三』では、金栗四三の狙いが当たったことを指摘しています。


 

東京五輪ライターオフィス樋口の独り言

幕末ライター オフィス樋口

 

今回は、日本のマラソンの原点として、金栗四三が参加したヘルシンキオリンピックについて取り上げました。金栗が日本人として初めて参加したヘルシンキオリンピックは、日射病で棄権するという失敗でした。金栗は自らのオリンピックでの失敗を踏まえて、高地トレーニングを導入したり、マラソン選手を育成するために駅伝を導入したりするなどマラソン界の発展に貢献しました。

 

日本では、関東の大学生を対象にした正月の風物詩となった箱根駅伝や実業団に所属する社会人を対象にしたニューイヤー駅伝など様々な駅伝が行われています。女子駅伝や中高生対象の駅伝も充実していて、私たちに様々な感動を与えてくれています。

 

今後、2020年の東京オリンピックと2024年以降のオリンピックで、注目のマラソン選手が出てくるか注目したいと思います。

 

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【スポーツと共に歩んだ日本近代史】
いだてん

 


 

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