キングダム
if三国志




はじめての三国志

menu

はじめての変

漢女って何?身体は女、心は漢?たまにネットの海で見かける漢女

石亭の戦いで曹休が反応してドキッとする周魴(しゅうほう)




城銅雀台

 

(かん)」といえば皆さんは

まず何を思い浮かべるでしょうか?

漢王朝のことだったり

漢字や漢民族のことだったりと

人によって様々でしょう。

 

郝昭(かくしょう)は陳倉城で孔明を撃退した

 

ところで、

「漢」は「おとこ」と読まれることがありますよね。

どうやら

益荒男のことを特に「漢」と称するようですが、

「漢」に対応する女性を表す言葉はあるのでしょうか?

 

インターネットで

「漢」と「女」というキーワードを調べてみると

「漢女」という言葉がヒットします。

 

漢王朝の女性、

もしくは漢民族の女性のことを指すのかと思いきや

そこにはめくるめく不思議な世界が広がっていました…。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:漢民族とはどんな人たち?そのルーツに迫る!

関連記事:中国文化の黎明!漢王朝が誇る文化を一挙ご紹介

 

 

そもそも「漢」とは?

 

不思議な世界の扉を開く前に

まず益荒男のことを指す言葉である「漢」について

おさらいしておきましょう。

 

「漢」という漢字を調べてみると、

主に漢水のことや漢王朝漢民族のことが出てきますが、

一般男子を指す漢字であるという説明を見つけることができます。

 

一般男子というのは

漢民族の男子のことだろうと考える人もいると思いますが、

どうやらそのルーツは

古代の北方に住んでいた少数民族を

「漢子」と呼んでいたことにあるようです。

 

その他、

五胡の称される異民族たちが

漢民族の男子を「漢児」と呼んで罵ったことに

由来するとの説もあります。

 

いずれにせよ

「漢」という漢字は

昔は蔑称として用いられることがあったようですが、

おそらく漢民族が素晴らしい文化を築いて

民族としての自信を積み上げていったことによって

「漢」は益荒男を表す漢字であるという認識が

強まっていったのでしょう

 

現代中国語でも

素敵な男性を表す際に「好漢」という言葉が使われますし、

日本語にも「熱血漢」や「正義漢」という言葉がありますよね。

「痴漢」や「暴漢」なんていうのもありますが…。

 

 

漢女は漢の女子バージョン

 

さて、

そろそろ謎に包まれた

「漢女」について解き明かしていきましょう。

どうやら漢女というのは

「漢(おとこ)」の女バージョンだそう。

???

 

これだけでは

ちょっとちんぷんかんぷんなので

詳しく補足説明すると

女性の身体を持ちながら

漢(おとこ)のような心意気を持つ女性のこと」を

漢女と呼ぶそうです。

 

ちなみに、

「漢女」は「おとめ」と訓じます。

「それは男勝りな女性のことなのでは?」

と突っ込みたくなる人もいると思いますが、

どうやらそんな生易しいものではない様子。

 

男勝りは

男に勝とうと頑張っている感があり、

所詮は女性の性質の1つに過ぎません。

漢女は絶対的に素の状態で

「漢(おとこ)の心」を備えているのです。

 

「漢の心」というのは

「弱気をたすけ強きを挫く」という

いわば仁の心。

この仁の心を持ち合わせる女性こそが

「漢女」と称されるにふさわしい女性なのです

 

漢女は萌え属性?

石亭の戦いで曹休が反応してドキッとする周魴(しゅうほう)

 

魂が「漢」である女性を

「漢女」と呼ぶことがあるということは

ご理解いただけたと思います。

 

しかし、

一体どこの界隈で

「漢女」という言葉が使われているのかを

ご存知ではないという人は多いでしょう。

 

実は、

「漢女」は萌え属性の1つとして

アニメや漫画が大好きな人々の間で

つくられた言葉なのです

 

思わず「姐さん!」と呼びたくなる

そんな萌える(?)女性を表すのが

「漢女」なのだそうな。

 

当然どんな辞典をあさってみても

彼らが語る「漢女」なんてものは

どこにも見当たりません。

 

しかし、

いつの日か「漢女」が

広辞苑あたりに載る日も来るかもしれませんね。

 

昔は渡来人の女性を「漢女(あやめ)」と呼んでいた

 

真面目な話をすれば

「漢女」という言葉が載っている辞書は

チラホラ存在します。

ただ、

掲載されている「漢女」の読みは「あやめ」です。

 

辞書によれば

古代中国大陸からやってきた渡来人のうち、

機織りや裁縫に従事した女性

のことを「漢女(あやめ)」と

呼んでいたのだそうです。

 

ちなみに

美しい花を咲かせる植物である菖蒲(あやめ)は

この「漢女」の姿に見立てて命名されたと言われています。

 

三国志ライターchopsticksの独り言

chopsticks f

 

漢字というものは

意味を持つ文字ですから

造語を作るのにはうってつけですね。

 

今日もどこかで

新しい言葉が誕生しているのかなと思うと

ワクワクするような気が遠くなるような

不思議な心地がします。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:漢民族の衣装といえばチャイナ服?いえいえ、漢服というものがあるのです

関連記事:漢王朝成立の歴史を美麗に描く!おすすめの映画3本をご紹介

 

史上最大の軍事衝突 帝政ローマvs三国志
帝政ローマvs三国志

 




chopsticks

chopsticks

投稿者の記事一覧

清朝考証学を勉強中。
銭大昕の史学考証が専門。
片田舎で隠者さながらの晴耕雨読の日々を満喫中。

好きな歴史人物:
諸葛亮、陶淵明、銭大昕

何か一言:
皆さんのお役に立てるような情報を発信できればと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

関連記事

  1. 呉蜀赤壁の戦い 赤壁の戦いは計略の宝庫
  2. 旧約聖書の創世記に出てくるノアの方舟の元ネタは古代中国にあった?…
  3. 三国時代に乱立した皇帝…そもそも皇帝ってどんな人?
  4. 「豎子に名を成せり」とはどのような意味なの?龐涓(ほうけん)の名…
  5. 呉起(ごき)とはどんな人?各国を渡り鳥のように移った天才兵法家
  6. 【シミルボン】衝撃!司馬懿の首は本当に180度回った?
  7. 土いじりをする劉備 【衝撃の事実】劉備と同郷の簡雍(かんよう)がいなければ三国志がな…
  8. 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.4

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 典韋にボコボコにされる成廉
  2. 対立する西郷隆盛と大久保利通
  3. 信長の野望・創造

おすすめ記事

  1. 張飛の武器は蛇矛じゃなかった?蛇矛は三国志の時代の武器だった? 張飛が使う蛇矛
  2. 李恢ってどんな人?北伐を物資面で支えた南中統治のスペシャリスト
  3. 【シミルボン】すでにキャラ立ちしている、民話の中の三国志
  4. 三国志怪奇談「曹丕、受禅台の怪」 曹丕
  5. 荊州奪還戦!実質的に関羽の首を取ったのは呂蒙ではなく陸遜だった? 関羽を油断させる陸遜
  6. 孔明とは違うのだよ!天才姜維の斜め上北伐とは?両者の徹底比較

三國志雑学

  1. 鍾会を説得する姜維
  2. 五虎大将軍の関羽
  3. 華雄と呂布
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. キングダム53巻
  2. 暴れる関羽
  3. 李元昊

おすすめ記事

なぜ古墳は作られたのか?成立時期、建設理由を徹底解説 はじめての三国志 Webサイトリニューアルのお知らせ 三国夢幻演義バナー 龍の少年 【告知】三国夢幻演義龍の少年 第2話:配信と見所について 【出師の表】本当は全く泣けない実用文だった! 周倉と裴元紹 『三国志演義』に登場する周倉は実は実在していた!麦城村に周倉の墓も 廃仏毀釈 比叡山が焼かれたのは自業自得?高利貸しだった延暦寺 晏嬰(あんえい)とはどんな人?孔明の好きな梁父吟を作った春秋戦国時代の名宰 三国志で一番の悪酔い君主は誰だ?【酒乱ランキング】

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP