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倉央を前線に出して糸凌とコラボさす
王翦の用兵能力はピカ一なので、現在は、田里弥と倉央が別々に動かしている二軍を一人で動かす位の事は出来ると思います。本陣はグチャグチャになっているので、当座、王翦が動かせるのは、田里弥か倉央に分離して与えた軍だけです。
すると、田里弥と倉央の仕事から軍を指揮する部分が外れるので、手勢だけを率いて遊撃に転じる事が可能になるでしょう。どちらかと言うと武力が弱そうな田里弥は遊撃隊にして李牧の本陣を左翼から突かせるなどして、さらに李牧を混乱させつつ、馬呈相手には苦戦しそうな糸凌の所に倉央を送り込んで援護するというのはどうでしょうか?
あ、そういえば、まだ雷伯は戦死していない筈なので、馬呈を援護しようとする雷伯については倉央が相手をして討つという展開でもスマートです。
雷伯を倉央が討ち取った後で、馬呈に対して糸凌&倉央が協働作業で息の合った攻撃を繰り出すというのも面白いかなと思います。
昌平君が送り込んだ補給を受けて幕
ここまでくると、鄴攻めの前に王翦が昌平君に頼んでいた事が気になります。すごいベタですが、ここまで来て昌平君が補給を満載して太行山脈を越えてやってくるというオチが待っているのではないでしょうか?
例え、鄴が落ちても食料がない桓騎軍が相手なら逆包囲で奪還は容易だと居直っている李牧に対し王翦に逃げられたという情報が伝令から伝えられ、間髪入れずに昌平君に率いられた秦の大軍が補給を伴い閼与を陥落させてやってくる。これで鄴を救援する意味がなくなった事を悟った李牧は、敗北を認めて王都に向かい帰還を開始します。
李牧を討つ為に龐煖と激闘した信は、もう一歩も動く力がなく険しい顔をして退却していく李牧を眺めておく事しか出来ないわけです。大勢の仲間を殺した総大将である李牧を討てない事で悔し涙を流す飛信隊は、なかなか絵になりそうな感じです。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
李牧を討てずに悔し涙を流す信と、度重なる奇跡を巻き起こした信を見下ろす李牧。
朱海平原の戦いの初日に麻紘をヒットした時には「お前は私には追い付けない」と余裕をかましていた李牧に、たった十四日で肉薄した信に対し、李牧は強い脅威を感じる。みたいな展開でしょうかね。
参考文献:史記
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