NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人、1年間空前のブームを巻き起こしたドラマもいよいよ12月18日で最終回を迎えます。中でも気になるのが、小栗旬演じる北条義時の最後ではないでしょうか?
三谷幸喜の意味深なヒント
北条義時といえば史実でも毒殺説がささやかれるいわくつきの人物。そうでなくても黒執権として、将軍殺しや有力御家人殺しにかかわってきた義時が安楽に死ねるわけがない。なんて思っていたら制作サイドから義時の最後は手負いの獣のような凄まじいものになるとの話も伝わってきました。
さらに、ダメ押しのように脚本の三谷幸喜氏が「参考になったのは、アガサ・クリスティのある作品」とヒント。アガサ・クリスティと言えばミステリの女王、これは義時の自然死はありませんね。
もしかして政子とのえに同時に狙われる
凄まじいラストとは、どういうものになるのでしょうか?予告では毒を盛られたように喉を抑える三浦義村のカットがありましたが、このあたりを考えると死を覚悟した義時が、自分の死後に制御不能になる義村を毒殺しようとするのではないかと予想します。
一方で、義時の継室、のえも息子の政村を執権にすべく泰時を後継者に押す夫に薬草と称して毒を飲ませます。断末魔に苦しむ義時の前に尼将軍政子が派遣した暗殺者トウが出現。姉と継室が自分を殺そうとしていると知り、上総広常の最期のように信じられないという表情を浮かべる義時ですが、これが自分がやってきた事の報いなのだと悟り、最後の最後で死を迎え入れ、穏やかな表情でこと切れる。なんて事になるのかも…
▼こちらもどうぞ!
もし壇ノ浦の戦いで平氏が勝っていたら日本はどうなっていた?政治史よりも文学やサブカルやオカルト界隈への深刻な波及を考える