テレビをつけるとニュースは毎日コロナの事や増税、汚職、不景気の話ばかり、2023年になっても良いニュースは1つもなく、ますます日本が貧しく暗くなるばかりとお嘆きのあなた!こんな酷い状況でも、日本が世界一のものは、まだまだあるのです。今回は暗い世相を明るく照らす、日本が世界一のもの後編を紹介します。
世界一甘い日本の桃
2021年の東京オリンピックで福島を訪れた外国人選手団の間で日本の桃が話題になりました。通常の桃の品種は糖度11~13度なのですが、世界で最も甘い桃としてギネス認定された「まさひめ」は大阪府岸和田包近マルヤファームが出していて糖度は22.2度もあります。
最近では、福島県の古山果樹園で糖度35度以上の「とろもも」が誕生し1個200万円で販売されているとか、世界で一番甘い桃は日本で栽培されているのです。
世界初の海底鉄道トンネルは日本にある
大東亜戦争の真っただ中、日本は世界初の海底鉄道トンネルを開通させました。それが山陽本線の下関駅から現在の門司駅を結んだ「関門鉄道トンネル」です。この関門鉄道トンネル、戦争中だったためか外国からの技術者は招かずにすべて日本人だけで工事したそうです。
海底鉄道トンネルの工事は戦争前の1936年に始まり、1942年に下り線が開通、1944年8月には上り線も開通します。海底鉄道トンネルは、戦時中の船舶不足の中で、九州から本州間の連絡に重要な役割を果たしたそうです。そして何より凄いのは、関門鉄道トンネル現在でも利用されている海底鉄道であると言う事です。かなり老朽化は進んでいますが、全面開通から78年間も使用されているとは、日本の技術力の高さが窺えますね。
世界一の美食の国は日本
お金を出せば、和洋中ばかりかインドやアラビア、アフリカ、南米など世界中の料理が楽しめるのが日本です。事実、星の数でレストランやホテルの格付けをおこなうミシュランは2020年版のミシュランガイドで最も多くの星を獲得した都市として日本の首都、東京を挙げました。東京だけが突出して美食の都市であるわけではなく、2位がパリ、3位が京都、4位が大阪、5位がニューヨークとTOP5で日本の三都がランクインしているのです。
しかも東京は、2位のパリが119個の星であるのに対し、226個とほぼダブルスコアの差がついています。3つ星こそ、東京が11、フランスが10と差がないのですが、2つ星が東京48、パリが17、1つ星では東京167に対しパリは92と、東京の料理店は裾野が広い事が分かります。こうしてみると以前に比較して追い抜かれた部分も多いとはいえ、日本もまだまだ捨てたものじゃないと思えてきませんか?
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