最近は見なくなりましたが、かつてはレモン100個分のビタミンC等と言って、ビタミンCが豊富に含まれている事を宣伝するTVコマーシャルがありました。また、いかにもレモンにはビタミンCが含まれているイメージですが、実はこれ広告の嘘なのです。
※ご注意:こちらの記事はエンタメ記事です。医療や健康について一切の知見を与えるものではありません。
ビタミンCは酸っぱくない
私たちはなんとなくビタミンCに黄色く酸っぱいイメージを持っていますが、本来のビタミンCであるアスコルビン酸には、酸っぱいどころか味も色もありません。これをリポゾーム化する事によって、やや酸味が出ますが、それも酸っぱいと言うほどではないのです。
酸っぱさの原因はクエン酸
では、ビタミンC飲料やサプリメントがなんで酸っぱいのか?というと、これはクエン酸を配合した事によるものです。これもビタミンC=柑橘類という消費者の誤解に迎合する形で、レモンやライムベースの清涼飲料にメーカーが酸っぱい味をつけた結果なんですね。
レモンよりアセロラがビタミンCは多い
そもそも、レモンのビタミンCは余り多くありません。ビタミンCだけで見ると100㎎あたりで一番含有率が多いのは酸味種の生アセロラで1700㎎もあり、レモンの100㎎の17倍です。野菜の赤ピーマンですら100㎎あたり170㎎でレモンよりも多いのです。だから効率から考えると、赤ピーマンドリンクや赤ピーマンサプリでビタミンC補給のほうがいいんですが、それでは商品は売れないでしょう。刷り込みとは恐ろしいです。
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